緊急事態宣言が解除されてから、街じゅうに人が戻り出した

このブログの段階で東京都の感染者が3ケタに到達しているので、この先はまだ増えそうである

通勤しているヨメさんも「電車がすっかり混みだして元に戻っているから怖い」なんて言っているし、そりゃ沈静化なんてまだまだ先になりそうである

緊急事態宣言中にテレワークを推奨し、『リモートでも仕事ができると解った』と同時に、『会社に不要な人も解った』と思う

解りやすく言えば古い体質の会社で、会議を仕切るのみ、ハンコを押すのみの人種で、実質的な生産に関わらず権限だけしか持たない高給取りは、リモートのシステム的な事も解らないし、自分がいなくても会社が回るという事実を本人自身が痛感したのではないだろうか

そんな上層部を抱える企業が中心となって、『解除されたんだから出社せよ』と言っているような気がするし、そりゃ自分で自分の権限を見せられなくなってしまえばクビを切られかねないワケだから必死だろう。「あと数年後の退職までもってくれれば…」なんて思っている人も多いのかも知れない

もちろん現場でなければできない仕事は別だし、まだまだそういう仕事が必要とされているのも事実だが、リモートでもできる業務を再び出社させてまで会社に囲おうとする大義名分がオレには解らない

そもそも社員に往復の通勤で感染させるリスクを負わせ、感染者が出れば会社を閉鎖し、企業のイメージも損なわれる。一般的な会社なら通勤途中に起きる病気や事故は労災として扱われ、会社が保証しなければならないのにである

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オレが経営者側なら明らかにそんな方法は選ばないし、自粛が解除されようがリモートを推奨させていく方へシフトした方が、交通費の支給もいらないしオフィスの家賃だっていらない、管理しきれない部分を歩合制で補えば良いのだ

それを選ばない理由は、『出社してもらわなければ困る人』がいるからで、結果通勤ラッシュを戻し、接待が戻り、会社帰りに夜の街へくり出していく負のスパイラルへと向かっている気がする

同じ事が言えるのが政治家で、多過ぎる国会議員や公務員をこれからどこまで減らせるのかと思うし、それは『自分たちで自分たちのクビを切る決断ができるのか?』という事でもある

企業と違って競争がない公務員は、『その仕事をヒトがやらなくたって…』という平成どころか昭和レベルの業務を未だに人間サマがアナログにやっているイメージだし、それをシステム化してしまうと大幅に人が不要になってしまう現実を受け入れたくないように思う

給付金の遅れを『人間が数人の目で見てチェックしているから』と聞いて驚いたが、このご時世に何やってんの?のレベルのやり方だし、とても世界ナンバーワンのスーパーコンピューターを作った国とは思えない

世界一位だった日本のスーパーコンピューターは世界二位だったアメリカより圧倒的な差で1位になったと聞いたが、そのウリは処理速度で、『どうやって速く確実に処理すれば良いのか?』を普通の企業なら考えるが、国はそこまで切迫して考える必要はないし、それは競争がなく、あまり効率が良くなると自分たちが不要になってしまうからなのだ

日本は先進国の中でもIT化が相当遅れている国だと言われているのは有名な話しだが、大臣がUSBを知らなかったり、国会議員がサーバーが管理しているクラウドを知らなかったりするぐらい、とんでもなくアナログで『ぬるま湯に浸かっていたい』と思う人たちが多い

国も企業も『なんとか今の地位にしがみつこう』と考える上層部を排除しない限り、経済も感染病もまだまだ振り回されそうだと思うし、日本は基礎である『教育』がしっかりしている国なのだから、ソコさえクリアできればイッキに加速する様にも思うのである

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