・ケース3 『ラーメン屋さんB』

このラーメン屋さんは開店当初から利用していたお店で、とても美味しい店だが、ラーメン激戦区でもある池袋では開店当初まだまだ人気があるとは言えず、伸び悩んでいるマスターの相談をよく聞いていた

副店長と2人でやっていたのだが2人とも人当たりがよくて、オレ独りの時にはマスターが仕事を放り出してオレと経営戦略の話しをしている間に、副店長が仕込みや洗い物をしている、そんな感じだったので、副店長とは挨拶こそするものの肝心な話しはマスターとばかりだった

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すっかり人気店になって、マスターは他にもいくつか店を出すまでお店は成長し、今までのお店に行っても新しいバイトの子らしき知らない人が2人で働いていて、マスターにも副店長にも会わなくなった

それでもタイミングが合えばマスターがヘルプで来ている日だったりもして、そんな時には他の客で混雑してようと必ず厨房から出てきて挨拶しにきてくれるような、オレもマスターも当時と変わらないままの関係でお互いをリスペクトし合っている

オレは基本的に混む時間帯は避ける様にしているので、ある時に久しぶりにマスターと空いた時間にゆっくり話す事ができた

「しかしマスター、すっかり軌道に乗って良かったね」「ホントですよ♡」なんて会話の中で、当時の副店長を見ないけど、他に展開したお店で頑張っているのかを聞いてみた

すると、かなり前の段階で店の売り上げも持ち出して逃げたと言う(汗)

「えぇッ!?」と驚き、「(悪玉だったんだ…)」と思うのであった(汗)

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