ヨメさんはオレと出会ってから新しい発見の連続だったようだが、こんなハーレー乗りとくっついて、バイクで四国一周するなんて思わなかっただろうし、長い時は10何時間も2ケツしているのに、人に「奥さんはバイク乗らないの?」と聞かれても「自分で運転したいとは思わない」と言う

後ろに座ってるだけで何が楽しいんだ?とも思うが、よくまぁ文句も言わずにくっついてくるし、帰りの四日市で夜中に故障してレッカーになって高速バスと電車で帰ってきた時もあれば、あまりの暑さにペットボトルに水を汲んで浴びながら走ったりした時もあった

オレのやりたい事を理解してくれているどころかとことん応援してついてきてくれる事には感謝しかないし、懲りずに「バイクで四国へ行きたい」とヨメさんの方から言ってくるのは、ヨメさんなりの楽しみ方を見つけて『バイクで行った方が楽しい』と思うようになったからでもある

オレは2人で遠くまで走る時にはインカムを使って後ろのヨメさんと会話しながら走っているが、本来のインカムはバイクに乗る人同士が離れて運転していても会話ができる為のもので、オレのように2人乗りの1台で後ろのヨメさんと会話する為に使う人は聞いた事がない(汗)

ただ、このおかげでヨメさんは楽しいのであって、おそらく会話もなしで後ろに座り続けて乗っているのではさすがにつまらないと思う

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ヨメさんのブログでオレよりも高額な最高レベルの防寒着を着せたり、キャンプではダウンの寝袋で寝かせている話をしていたが、夏の四国一周をする為に『お揃いのアロハ』を用意したり、『お揃いのスニーカー』を用意したりと、一緒に楽しめる・退屈しないプレゼンをしてきた事も重要に思う

実はオレは、ペアルックのお揃いなんて恥ずかしいぐらいの抵抗があるのだが、「(バイクに乗っている時だけならまだマシか…)」と譲歩できるし、そこでヨメさんが気を良くして喜ぶならまぁ、いいかというわけだ

自分のできる限りのプレゼンをした上で「私は行かない」と断わられるなら仕方がないのだが、結果1台ずつ別々だったら行かないけど2人乗りだったら行きたいと思わせたのは、オレの情熱が伝わった事になる

同じ歳のオレとヨメさんは、オレがこだわって自分と同じ年式のハーレーを乗っている為に偶然みんな同じ歳になったのだが、この『高齢ポンコツチーム』も気に入っているという

残念だがいつかハーレーに乗れなくなる日は来るが、それまでの時間をヨメさんと一緒に共有できるのはやっぱり嬉しい

意外に「オレも奥さんを乗せたいけど奥さんが嫌がる」というハーレー乗りの話を聞く事が多いが、ウチらのケースが参考になればと思う

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