マンガの仕事は工夫次第でもあって、オレはクライアントが変わる度にあえてタッチを変えて描いたりしている

昨日説明したデザイナーに描かせて採用されたキャラクターに全カットを似せて描くのは困難だが、自分なりにタッチを変えて描く事ならある程度融通が効くし、自分自身の技術の向上にもつながる

だから、主人公が美女ならガッツリと美女系を描くし、主人公が動物なら心が温まるような色鉛筆タッチで絵本のように仕上げたりもする

そうすると次の仕事を探す時に『色々タッチを変えて描く事もできます』というひとつのプレゼンとして見せる事ができるわけで、これは描けば描くほど増えていくひとつの実績であり、ライターなんかでは文章を残して見せる事ができない為に活かす事は難しい

そうした事で仕事の依頼も増えていくし、「是非お願いします!」なんてクライアントの方からスカウトされる事もある

こっちも単価の良い仕事を選び易くなってくるわけで、そんな中でも特に高単価なのがマンガでも商用のPR動画だ

スポンサーリンク

雑誌なんかはスポンサーの広告収入で成り立ち、表紙をめくったウラのページ、いわゆる『表2』というページや、逆に本のウラ『表4』とそのウラのページ『表3』は、読者の目がいき易く使う紙も表紙と同じ高級な紙を使う為に、中身に入る広告よりも料金が高い。中身の広告でも4色ページと白黒の単色ページでは金額が全然違うのだが、YouTubeのマンガも一般的なYouTubeのマンガと、ダイエットサプリや脱毛剤などの商品の紹介をマンガに添って進めながら宣伝するジャンルがある

それこそゼロが1つ増えるぐらい単価が変わってくるので同じ労力を使うコッチにしてみれば実に美味しい仕事ではあるのだが、やはり選考基準が厳しいし、クライアントによってサイズも造りも変わってきたりするので難しい

ただ、最近はそういう仕事も貰えるようになってきたのでやはり場数は大事だし、振り返ってみれば安い単価からスタートしつつ、確実にステップアップを重ねてきた結果で、その実績をどう活かすか?次第だと思う

当たり前ではあるが、『失敗を活かす事』、『頭を使う事』は重要なのだ

スポンサーリンク