沼津旅行の珍道中で省いてしまった小ネタをいくつか取り上げようと思う

ヨメさんが「コレは絶対ブログに上げた方がいい!」と推していたのが荷物を入れた大容量バッグで、四国一周などの荷物が多い時に対応する為に自分でデザインしたものを2〜3年ほど前にオーダーでモッチーに作ってもらった

バッグの左右の寸法はオレのハーレーのハンドルの幅で、渋滞の時にクルマの間を抜けても接触しないように、前後の幅はハーレーの荷台のサイズに合わせて作っていて、底の部分は強度を保つ為にモッチーが大サービスでジェラルミンの柱を2本入れてくれている。当初は革で作る事を計画していたが、モッチーから「倍以上に重くなるから止めろ」と注意され、なるほどと思い直して厚手の帆布で製作。裏地は防水のターポリンなので雨に降られても水が染みてこない

左右と背中側それぞれに大容量ポケットがあって、オレとヨメさん1つずつを割り振って使い、すぐに出したい帽子や手袋、タオルや地図なんかを入れている。

ヒシ型の黒いブロックはアウトドアのリュックなんかによく採用されているベルトを通して増えた荷物を固定する為のもので、バイク用にバンジーコードのフック部分の金具が通せるように大きめに作ってあるし、縫合しないでリベットで留める事によって、左右だけじゃなく上下でもロープが通せるスグレものだ(笑)

特徴的なのはバッグのクチで、ジッパーではなくスナップ式、ジッパーは左右に付ける事で出し入れの時にだけ広げ、大容量だけに出し入れの使い勝手を良くした。クチはスナップにする事で中の空気を抜きながらクチ部分を丸めてベルトで留める。要は、中身が増えたり減ったり変化しても対応できる構造で、既製品のツーリングバッグでは左右両側にジッパーがつけられ、ソレが『マチ』となっていてジッパーを開放する事で容量が増えても対応できるデザインもあるのだが、それだと左右の幅が広がってしまうのでクルマの間を抜けたりするのにも影響が出る。それを考慮し、上に対して調整が効く構造にしたのだ

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積載の順番的にはバイクの荷台の上にカバーとなるシートを畳んで積んで、その上に重しとしてコイツを乗せる。その上には同じく防水のターポリンで作ったジッパーが付いているだけの単純な赤バッグを乗せ(赤バッグもオーダー)、赤バッグにも出し入れが必要になりやすい軽い荷物を入れながら、防水なのでフタの役割もさせている

基本的にこの3点セットなので大容量バッグには赤バッグを固定する為のベルトが付けてあるし、このベルトは締めるだけでズレない形状になっており、載せて締めてしまえば緩む事はない

そして、この緩まないベルトは現地に着いて赤バッグを降ろした時点で反対側に回転させ、裏側の下に付けた専用の金具と連結させる

どちらもカラピナフックのような金具なのでワンタッチなのだが、コイツをそれぞれ取り付け直すと

リュックとして背負えるのだ。だから、荷物を積んだバイクの高さのまま自分の背中を合わせて背負い、緩まないベルトを締め上げれば背負った状態で移動ができる(地味にスゴイのは底の部分がフラットな平のまま全く型くずれをしてない所で、この役割をジェラルミンの2本の柱が支えてくれている)

そして両手が空くわけで、別の荷物を持つ事も出来るし、何より背負うのでラク。そして、より多くの荷物を一度に運べるわけである

確か予算10万以内で作ってもらい、赤バッグはもっと以前に作ったヤツなので別だが、自分のバイクに合わせて機能性を追究したのでこれ以上便利なツーリングバッグはオレにとっては無い

オレはこのバッグ以外に『ソロ用』とをそれぞれ使い分けているが、長くバイクに乗るなら1つぐらい自分の用途に合わせたバッグがあっても良いかも知れない

言うまでもないがとにかく便利。ただ、ここまでこだわって作っているのでコイツの真価を発揮するのはオレのバイクのみ、電車やバス、飛行機に使うのには不向きなのであった(個人的には『だからイイんじゃん♡』と思っている:笑)

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