沼津珍道中2020　〜9〜

わざわざ松崎まで足を伸ばして桜を見に来たものの、まったく咲いていなかった（汗）

「（何しに来たんだよ……）」感でいっぱいだが、こればっかりは仕方がない（汗）。数年前に岡崎の桜祭りに行った時にも二分咲きどころか一分咲きぐらいしか咲いてなかった年があったが、事前に開花予報に合わせて部屋を抑える為にどうしてもこういう問題は起きてしまう

岡崎の桜祭りはそれでも大量の屋台が出ていたので呑んだり食べたりで気もまぎれたが、ココにはコンビニが1件のみなので引き返すしかない（汗）

それより問題なのは観光日和の晴天だったせいもあってか、スマホで調べる道路がどこも真っ赤、つまり大渋滞だらけになっており、道が少ない伊豆の山の中の殆んどの道が渋滞中だった（汗）

まだ昼過ぎなのでこの程度で収まっているが、夕方になればもっと混みだすわけで、「（コイツはヤバイ、急いで帰ろう！）」と早々に引き返す事にした（汗）

松崎→堂が島→宇久須→土肥までは来た道をそのまま引き返すルートが最も空いていた為、まさに『カム＆ゴー』状態（汗）。途中の土肥でトイレ休憩をはさみ、ここからは海岸線ではなく山の中に入って修善寺バイパスを使う

が、修善寺バイパスも大渋滞だったので2つ目の出口で早々に降りて、後ろに乗るヨメさんがスマホで空いている道路をインカムでオレにナビをしながら誘導し、ほぼ全て裏道を使って何とか戻って来た

大渋滞こそ回避できたものの、相当遠回りでしかも狭い道を走ってきたのでかなり疲れてヘトヘトで、沼津に到着してアパレルを経営している知り合いの店に飛び込んだ時にはノドがカラカラだった（汗）

そんなオレたちに最初は「コーヒーでも煎れてあげるよ」と言ったオーナーが冷たいお茶を出してくれたおかげで息を吹き返したが、結局楽しみにしていた穴子天丼も食えなかったし桜は咲いてないしで散々な目に遭った

「松崎まで行ったの!?　日帰りで!?　あんなトコまで道も悪いし普通行かないよ!!」と驚いていたオーナーだが、オレはリジッドのショベルで2ケツ、しかもタンクシフトで行ってきた事になる（汗）

一度部屋に戻ってお茶を煎れてもらったお礼に缶ビールを人数分買って出直し、再びさっきの店に戻ると缶ビールを呑みながら晩メシは何処へ呑みに行こうか作戦会議をした

昨日教えてもらった焼き鳥屋をヨメさんが気に入っていたのだが、他に教えてもらった別の2件の店にも行ってみようという事で、最悪混んでいたら昨日のお店に行くという話でまずは別の1件目に入る

が、カウンターは満席だし奥の座敷も混んでいたので断念。もう1つのお店を覗くとそこは空いていた為、今日はここで呑む事にした

昨日の焼き鳥屋ではなくなってしまったが、このお店は過去に何回か来ていて確かに美味しい。特に〆のお茶漬けをヨメさんが気に入っている店なのでヨメさんも文句はないようだ。混んでる率も高いので閉店してしまった『のぎ』が出来てからは足が遠のいていたのだが、この日はラッキーな事に空いていた

今回3回目に頼んだ『なめろう』は、この店が一番美味しかった。使っている味噌も違うのだろうが、ショウガやネギの量が絶妙である

「せっかく来たんだから食べなさい」というヨメさんの暖かい言葉に甘え、2皿頼む（笑）。オレが海に入ったらアジは絶対逃げていくのだろう

『マグロのタレ串焼き』も美味しい。かなり大きいので1串を2人で充分なのだが、イワシのみりん干しをオマケにつけてくれた（笑）

今日一日ツイてなかったがここにきて再び楽しさが復活してきた（笑）。しかし今日が最終日で明日には帰らなければならない為、知り合い2件のバーには行っておきたい。まだまだ先はあるので長居はせずに適当な所で出る事にした

〆のお茶漬けだけは食べておこうと注文した『まご茶漬け』。漁師の食事らしいが、出汁とゴハンとネギ、ワサビにくわえ、マグロのすき身が入っている

これがメチャクチャ美味くてお新香とも相性バッチリ。気を抜いてしまうと酔った後に満足感いっぱいで眠くなってしまうぐらいだったが、頑張ってこの店を後にした（笑）

昨日の知り合いのバーに顔を出し、昨日一緒に呑んだブロック長のその後の報告をしながら呑んだ。金沢から単身赴任で来たというオッちゃんと仲良くなって、ブロック長と同じくこのお店で知り合って仲良くなったシュウさんたちとも久しぶりに再会できて楽しかった

もう1件のバーにも顔を出した頃にはすっかり遅くなってしまったが、初日に見かけたメニューで気になっていた『チーズ入りフランク』を食べた（笑）

マスターの奥さんが作ったであろう『ラムボール』というケーキが絶品らしく、「まるでケーキだ！」と大喜びしたヨメさんが3つも食べていた（汗）

明日には帰らなければならない

楽しかった三泊四日の最後の夜は、あっという間に過ぎていくのだった