沼津に到着した初日の夜、街へくり出した

来れば必ず行く呑み屋の1件目は『のぎ』で、ココは刺身も焼き魚も魚料理がメチャクチャ美味しい☆

ネギやショウガ、大根おろしなどの薬味をケチらないでドッサリ出してくるのも特徴で、こういった経営努力で常連客からとても指示を受けている

比較的リーズナブルでありながら大将ひとりでやっている赤ちょうちん的な大衆居酒屋で、大将も東京から来るオレたち夫婦を覚えてくれていて、去年来た時にはオススメの干物屋さんを教えてもらい、土産に買って帰ったぐらいだ

が、しかし、店に行ってみるとシャッターが閉まっている……ヨメさんと顔を見合わせて「(あれ? 定休日か?)」となり、隣りのお店の入り口が開いていたので聞いてみると、なんと閉店してしまったらしい(汗)

信じられない衝撃で「いつ閉店しちゃったんですか?」と聞いてみると、なんと先月だという。コロナウィルスの影響ではないらしいが、一歩間に合わなかったという事か……ショックで呆然としてしまった(泣)

しばらく途方に暮れていたのだが仕方がない、いつもは2件目か3件目として行く知り合いの店に行く事にした

ここは漫画でも描いたぐらい相当昔から通っているバーで、沼津に来ると必ず顔を出すお店だ

ここでの話題は閉店してしまった『のぎ』の話でもちきりで、お店の人に聞けば別の小さいお店でやり直す計画らしい。去年『のぎ』に行った時には大将がお店の権利を買っただかで順調だという話を聞いていたし、やる気もとてもあったようなのでやっぱりまだ信じられないぐらいだった

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そして、オレたちが知っている別の有名店も閉店してしまったらしい(汗)。東京の有名ホテルの板前さんがオーナーで、とても美味しいのだが予約をしないと入れないぐらいの人気店だった。値段がやや高めのため、『のぎ』を発見してからは行く頻度が減ってはいたが、かなり大きなお店だったのでこれも衝撃だった

コロナウィルスの影響かと聞くと、外国人の観光客よりも日本人の旅行者がかなり減っているそうだ。「ウチも厳しいよ」と本気とも冗談とも取れる話を聞いたが、閉店してしまった2件とも鮮魚を扱うお店だけに、お客さんが来なくなると仕入れが余ってしまったりイッキに影響が出るのかも知れない

人気店で体力がありそうでも、こういったバーの方が食材の仕入れが動きにくい分だけタフだという事か……

「明日の夜にまた顔を出します」と挨拶を済ませ、2件目の知り合いのバーへ移動

ここも1件目のバーと同じで昔から付き合いのあるお店で、行けば必ず顔を出す

知り合いのバー2件が無事残っていたのはラッキーだったが、どちらも食事というよりは呑み直すスタンスのバーなので「(明日から1件目のお店をどうしよう…)」という話題になった

聞けば『のぎ』じゃない方のお店は、既に小さいお店を新しく出しているという

「じゃあ明日はそこに行ってみようか」と話し、4日後に帰るとして明日の2日目と3日目をどう使うかの計画を立てる。どちらかは桜が綺麗な川まで走るプランなのだが、少しでも後半に行った方が桜は咲いてそうだ

なので明日の2日目は沼津港まで歩き、地元の人に教えてもらった観光客用ではない、地元の漁師の人たちが食べる美味しい定食屋で朝から刺身と日本酒でも呑んで盛り上がろうという事になり、沼津初日の夜が過ぎていくのだった

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