オレにとってヨメさんという存在は=妹であり、姉であり、妻であり、母でもある

妹の要素を挙げるなら、どこに行くにも誘えばくっついて来るし、どうでもいいその日にあった事を毎日ベラベラ話す。聞いたところで話の内容もなくてイラッとしたりする時もあるのだが、コッチの空気はお構いなしだし、単純に自分の話を聞いて欲しいようだ

姉の要素を挙げるなら、オレのフトコロが寂しい時は、オレ独りで遊びに行くとなれば小遣いをくれたり、自分の会社でボーナスなんかが出る度にオレ宛に『賞与』をくれる

妻の要素は言うまでもなく、毎日弁当を作ってくれるし、晩メシも作ってくれる。洗濯なんかもしてくれるし、面倒くさい保険や書類関係の手続きなんかを引き受けてくれている

母の要素はオレが気に入ってるズボンが破れれば縫って直してくれるし(かれこれ4〜5回補強してそろそろ限界なのだが)、気に入ったシャツが黄ばめば漂白したり、ケガをすれば包帯を巻いたり病院に連れて行ってくれたりする

先に『オレが感じる哲学的な発想』と断わらせてもらうが、男は『付き合うまで』が最も重要で、付き合う前の『相手に触れられるか・触れられないかぐらいの距離』の時に一番努力をして頑張るし、一線を越えた時に1つの目的を終えたというか、『熱量』は次第に治まっていく(悪く言えば冷める)が、女性の方は逆に『熱量』は増すように思う

そこで男女の距離が生まれ易くなるし、確実な安心と保証を求めて女性は結婚を意識するが、女性は子供が産まれた時点で子供が一番になり、またそこで男とは違う独特な距離感を持つようになる

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ウチは子供がいないのでいたらまたどうかは解らないが、これだけは言えるのはオレはヨメさんにホレたから結婚したのであって、正直子供はどっちでもいいし、仮に子供が出来たとして母体と子供の命の選択を迫られたら間違いなくヨメさんを選ぶ

オレが自分で「◯◯へ行きたい」という場所へは一緒に来てくれるが、ヨメさんが「◯◯へ行きたい」と言えば「えー」となって「ボク行かない」となり、ヨメさんは女友達と行ったりしている

そんな都合の良い甘えを申し訳ないとも思うが、それを自分で解っていようとも思う

「(いつも悪いな)」と思う事は、きっと大切なのだ

オレたちは殆んどケンカをしないが、オレは『付き合う前』をなるべく思い出すようにしている。『触れられるか・触れられないかぐらいの距離の頃』の自分の気持ちを、思い出すようにしている

それはやっぱり、『大切なパートナーだから』であって、良好な関係を持続させる秘訣みたいなものなのかも知れない

ちなみに、男尊女卑とか女性軽視が社会で問題になっているが、以前誰かが言った言葉で『男も女もみんな女から産まれるんだよ』という名言がオレにはとても刺さっている

女性はやっぱり偉大だし、重要なのはそれを『男が尊重する事』なのだ

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