ロナウドがブルの店でジョニーのようにフルカスタムしたウラ話で、かつて未掲載分でも描いたように、オレはいよいよオーバーホールが必要になって、ブルが引き受けてくれたおかげで今の原型とも言えるカタチが仕上がったわけだが、長く自分たちで『切った&貼った』をやってきたオレたちにはショップでちゃんと見てもらう事は衝撃だったわけで、そんな中でもひときわ影響を受けたのがロナウドだった

ロナウドは大のクロ◯ハーツ好きで、超・高額のクロ◯ハーツをいくつも持っており、100万円のベルトを見せてもらった時にはズイブン驚いたぐらいだ(当時、クロ◯ハーツを取り扱う本店と呼ばれるお店が渋谷と秋田県にしかなく、ベルトのサイズ的に秋田県までわざわざ出向いて買いに行った事にも驚いたが、バイクじゃなくてクルマで行った事にも驚いたし、そんな高額なベルトなんだから、全身シルバーの極太の長いチェーンでぐるっと回すようなベルトを想像していたものの、実際はバックル以外は普通の革のベルトで、オレにはその価値が全然解らなかった:汗)

そんな大切なコレクションを売って予算を作ったロナウドは、当時頻繁にオレを呑みに誘ってきていて、酒が呑めない下戸であるクセにオレの近所の居酒屋までわざわざタクシーで通ってきていた(オレとロナウドの家はバイクで15分ぐらいなのだが、電車を使うと無駄に遠回りをして乗り替えも多い)

そこでヤツの改造計画を聞いたり、オレが自分のタンクをデザインして塗装屋で塗装してもらったように、パソコンソフトの使い方を教えたりしたわけだが、酒を呑むオレと違って下戸であるロナウドは、よくもまぁそんなにジュースばかり飲めると呆れるぐらい、コーラと烏龍茶を交互に頼んでは飲んでいた(笑)

そんな頃に起きたある事件で、座敷でオレたちがいつものように呑んでいる最中、ロナウドの後ろで呑んでいた数人のグループが酔って言い争いを始めた

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どうやら男の1人が新しく彼女ができたようなのだが、周りの連中いわく彼女ではないらしい。男が通っているキャバクラのコというのだから『それはタダの同伴だろ!』というわけで、それを信じたくない男が「お前らに何が解るんだ!」と怒っている(汗)。そして、オレがモメごとの原因を理解しているぐらい、ツツヌケの大声でモメているのだ(汗)

オレは自分も呑んでいるのでそこまで目くじらを立てずにやり過ごす事もできたのだが、シラフでオレよりも近い場所でそんなしょうもないケンカを聞かされるハメになったロナウドにはとんだ災難で、どんどんイライラが貯まっていった

漫画の初登場シーンでも描いたとおり、ロナウド自身が相当な荒くれモノなので、「シゲちゃん、悪いけどコイツら全員ブッ飛ばすわ」と、立ち上がろうとするのを止めるのに一苦労だったのを覚えている(汗)

また別の日の出来事として、いつものようにウチの近所の居酒屋まで来てロナウドの計画に付き合っているうちに、すっかり遅い時間になってしまった

その日は平日で翌日はお互い仕事があるので「こんな時間だからそろそろお開きにしないか?」と切り出すと、オレと自分のグラスを交互に見たロナウドが「じゃあ、もう一杯ずつ頼んだら帰ろうか?」と言いだした

「っていうか、お前ジュースだろ!? まだ飲むんか!?」とオレがビックリしたのは言うまでもない(笑)

この辺りのネタもできれば描きたかったのだが、2ページでは収まらずに泣く泣くカットしたのである

*↑ちなみに店員の冷めた目のワンカットは、まったく同じアングルを反転させた上で表情を変えて描いているのだが、単純な反転だとエプロンの店名も読めなくなってしまうので店名だけを描き替えている。そして上は『行き』で下は『帰り』なのでジョッキを空にしているのだ(笑)

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