昨日『ラクだけどカッコイイ』にシフトしていっている話をしたが、バイブズミーティングで販売したクックマンのパンツなんかも典型的な例で、ウエストがゴムと紐で留めるベルトいらずのデザインと、穿きやすく動きやすい機能性を推していた

オレは流行に敏感なわけでもないのでお洒落と言われてもちょっと違うし、完全独自路線の部類になると思うのだが、これでも長く追究してきた果ての結論みたいなモノなので、一応ある程度の知識は心得ているつもりだ

サラリーマン時代にお世話になった上司が「歳をとるとGパンとか穿かなくなるぞ」と言っていたが、オレはガンガンに穿くし、でもハーレー界では◯◯オンスといったブ厚いジーンズが流行っているものの、それはオレにはNGである

理由はシンプルに『動きずらいから』で、『重たくてゴツくて丈夫』といったキーワードはオレにとっては不要、『そこそこ』で良い(笑)

だからオレにはハマらない服として1着も持っていないが、パチもんというかバッタものにも割と抵抗がないし、モノが良ければ全然受け入れる

例えば革製品なら合皮か本革かをチェックするし(フチ部分は本革なら切りっぱなしでも問題ないが、合皮は繊維がホツれてしまう為に必ずもう1枚ヘリだけを縫い合わせる必要がある)、縫合なんかもミシンか手縫いかを見るし、使われている金具が既製品かメーカーオリジナルのモノかまで見る

そこで良いモノなら無名のメーカーであろうと全然取り入れるし、持っているのに何だか解らないモノも以外と多い(笑)

ファラオコートなんか良い例で、上はスカジャンのようにファラオコートに刺繍してある珍しいデザインを気に入って買ったが、無名メーカーで古着屋で4000円ぐらいだったし、下はそれこぞゼロが1つ増えるいわゆるヴィンテージものだ

下はさらにボディだけを原宿のロッカーズの店で見つけ、サイズがなかったので卸している名古屋の店を紹介してもらい、名古屋から送ってもらったモノに自分でデザインした絵柄をハンドルミシンで刺繍してもらっているのだから、金額で言えばケタ違いだし、「ソレどこのですか?」と聞かれても、コレは販売していない・とにかく手間がかかった1点モノになる(左胸に『シゲ』の刺繍も入っている:笑)

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アクセサリーなんかも同じで、下はウチのロクとロサの名前が入ったネームプレートで、バイクに乗る時だけは『無事に家へ帰る』と必ず身に付けているのだが、ネコの名前なのに正式名称はドッグタグだ(笑)

上は真鍮なので安モノだが、オレにとってソコが問題なわけではないし、下はヨメさんに造ってもらった指輪を引っかける事ができるネックレスで、結婚当初、ヨメさんが水仕事で指輪を外した時に失くさない為にガルシアの坂本さんとアイデアを出し合って造ったモノだ

『十字架』と『メダイ』をめくるとフックになっているのだが、指輪が動いて抜けないようにさらに『月』をストッパーがわりに付けてあって、ヨメさんは使い易くて気に入っているらしいが、大きい本体のフックはシルバーを削って加工している1点モノだけに、実はまぁまぁお高い(汗)。真鍮で造ればもっと安い金額で収まるのだが、アレルギーが出やすい素材でもある真鍮は、肌が弱い人には向かないのだ(オレは平気なのだが:笑)

まとめれば自分の身の回りにはバイクメーカーからアウトドアメーカー、アメカジとゴチャ混ぜだし、追究した結果『造っちゃえ』という結論で出来たモノも多い

だから唯一販売するバイブズミーティングではプリントTシャツとしては珍しい胸元が開くヘンリーネックをボディに使ったり、去年は帽子を生地から持ち込んで造った

そんなオレが考える『これから』『来る』ブームは、『ラクでカッコイイ』スタイルなのである(笑)

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