ある年のUTCに、ロナウドやダニエルたちが「面白いヤツに出会ったんだけど今年のUTCに連れてきていい?」と聞いてきた男が『オッさん』だった

待ち合わせ場所のガードレールの上に立ち上がって、遠巻きから延々と手を振っている謎の男がひとり「(…どう見てもアイツなんだろうな:汗)」というインパクトある登場をしたオッさんは、「どうも、初めまして」と挨拶するオレが「名前は?」と聞くと「オッさんです♡」と言う(オレより年下なのは確かなのだが:汗)

「いやいや、まぁまぁ、アダ名はともかく、本名は?(汗)」と聞いても、「フケ顔なんでみんなから『オッさん』って言われてるんですよ♡ だからオッさんでいいッス♡」と頑なに名乗らないので、面倒くさいヤツだとすら思ったのだが、すごく気の良いヤツで、オレたちともあっという間に仲良くなった

↑UTCでのオッさん(左)とビッチ(右)

オレたちが毎年行っている伊豆の海がとても気に入った様子で、大喜びで遊んでいたし、「オッさん、そろそろ休憩して海の家でビールでも呑もうよ」と声をかけても、独りで海で遊んでいるぐらいの勢いで、オレたちは海の家でビールを呑みながらオッさんが遊び続ける姿を見て「オッさんを連れてきてやってよかったなぁ」と話し、海から上がろうとしない姿から「あれこそ本当の『海人(ウミンチュ)』だ」と言っていたぐらいだった

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↑海の家でイキるビッチ(左)と満足そうなオッさん(右)

ビッチなんかも「コイツ、気に入ったゼ」と言い、みんなから好かれたオッさんは「来年も絶対来たいッス!」と大喜びだったし、みんなも満場一致で異議がないくらい、性格も人間性も良く全員から気に入られたオッさんだったが、東京に帰った後、ロナウドたちに「そういえば、オッさんはあれからどうした? 連絡取ってるのか?」と聞いても、オッさんが携帯を落としただかで連絡が取れなくなってしまったらしい

そうなると困ったもので、誰もオッさんの本名も住所も知らないのである(汗)

UTCに行っている間、みんなととても仲良く遊んだオッさんは、今はもういない

それ以来一度も会っていないし、今もバイクに乗っているのかすら解らない

「(あの楽しい時間は何だったのだ…)」と思うし、『お前ら何やってんだよ』と突っ込みどころ満載なのだが、こうやって『ザ・ワイルドマン』として漫画を描くようになってみると、その辺りもやはり、「さすがワイルドマン!」と思うのであった(笑)

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