フレームのウィンカーの取り付け部分を部分を加工し、補修したペイントを充分乾かしてから作業を続行。今のところ作業はまぁまぁ順調に進んでいるし、いよいよ今回でイッキに終わるはずである

去年の夏に会社を辞めた退職金を使い切ってしまう前にナチュラルスチールワークスの田邊さんにセルを付けてもらったのだが、その時に一緒に配線も全部引き直してもらっていた。走ってきた経験上、電気系統のトラブルが一番多くて手こずる。理由は『どの部分が原因か』が断定しずらい事と、電気だけに防御できない、突発的に飛んだり切れたりするからで、全部の配線を引き直すのは2回目だったが、それぐらいバイクの状態を左右する重要な箇所だと個人的に思っている。昔ロナウドがUTCへ行く途中でシートの下に収納しているヒューズがすごいペースで飛んでいき、『どこかでショートしてるっぽい』という事だけは確かだが、それが何処なのかが解らなくて困った事があったが、『配線を引き直す』はある意味リセットにもなり、そこから先に弱い箇所が出てくるならピンポイントでマークできるわけで、広範囲をアテもなく調べる必要もなくなる

引き直してもらった配線は綺麗にまとめられていて流石の一言なのだが、何が凄いって配線の長さが絶妙で『余らず』『足りず』の絶妙な長さでキッチリ各電装パーツとつないである。オレはどうしても多めの長さで作ってしまい、結果余らせてしまう(汗)

「(こういう所はさすがプロだよな…)」と感心しつつ、オレはオレで自分なりに圧着チューブで配線を綺麗に揃えたり、端子を取り付けたりして中古のウィンカーを少しでもまともに使えるように調整した

昨日広げたバイクの車体側も問題なく取り付けができたのだが、無事終わったもののウィンカーのスイッチを入れても点かない(汗)。厳密に言えば、左側の前と後は点くけどウィンカーとしての役割である『点滅』ではなく、点きっぱなしの『点灯』の状態、右側にいたっては前も後も反応無しである(汗)

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「? ? ?」と思いつつ、原因を考える

一番怪しいのはアース不良で、金属に接触させる必要があるマイナスの配線から引いたアース端子だが、金属側が塗装などでちゃんと接触していないケースも多い。こうなると別の場所を選ぶか、ヤスリなどで塗装を落として金属部分をしっかり出す必要があるわけだが、アースの端子をスポークやブレーキのディスクローターなんかにあてがってみても反応は変わらない(汗)

アース不良ではないという事だろうか?

もう一つ浮かんだのはウィンカーのヒューズが飛んだ事で、もともとウィンカーのヒューズは無かったはずだが、配線を引き直してもらったタイミングで、新たに加わった可能性もある

田邊さんに電話して確認してみると、ウインカーのヒューズは無いとの事だった

事情を説明するとウィンカーのリレーが正常かどうかも怪しいと言われ、リレーを外して直接つないだ状態でウィンカーのスイッチを入れてみろとアドバイスを受けた

即席で直結用の配線を作り、リレーを外した状態でスイッチを入れてみるが、やはり状況は変わらない…左側だけは前後共に『点灯』で点滅せず、右側は前後とも反応なしである(汗)

ここで即席で作った直結用の配線がタンクキャップに接触し、火花が出たかと思うと、ショートしてメインヒューズが飛んだ(汗)

「(おいおい、マジかよ…)」簡単だと思っていたウィンカーの交換だが、簡単どころか迷宮に追い込まれてきていた(汗)

(つづく)

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