『バイブズミーティング2019栃木』、出店するオレたちは前日入りする為に金曜日に出発。去年は大阪の夢洲だった為にかなり早朝に出たが、栃木県ならそこまで遠くないので時間的には余裕がある。なので昼過ぎに出たのだが、天気も良くてバイク日和だった

栃木までは首都高から東北道、東北道からは北関東自動車道を使い、真岡ICで降りる事になる。普段あまり使わない道路ばかりだったが道路の凸凹もなく綺麗な道路で、とても走り易かった

北関東自動車道には休憩できるSAが無いという事で、北関東自動車道に入る手前の佐野SAに入る。最近経営でストライキが起きたりしてモメているという佐野SAだが、見た感じはそんなギスギスした感じには見えなかった(笑)

佐野ラーメンが有名らしいが、明るい時間帯に会場入りしてテントを立てたいのでここはガマンして先を急ぐ

ヨメさんが「大文字焼きだ!」と騒いでいたが本当だろうか…確かに『大』の文字にも見えるが、あれって京都とかアッチの方じゃなかったっけ?

そんな事を二人で話していると60歳過ぎのオッちゃんに「すごいバイクだねぇ!」と声をかけられた。話を聞いてみると実はこのオッちゃん、かなり前からオレたちのバイクの後ろを軽トラで追いかけていたらしい(汗)

話しかけようとスキを狙い続け、いくつかPAを通過する度に「(寄るのか?)」と思いながら後ろを走り続け、この佐野SAでオレがウインカーを出して入っていくのを見て、わざわざ一緒に入ってきて声をかけてくれたらしい(笑)

ご自身も昔はハーレーに乗っていたらしいが今は息子さんに譲り、600ccの国産バイクで走りまわっているそうだ。オレのスタイルとはちょっと違うスピード派との事だが、軽トラでずっとついてきたというだけあって、オレのバイクをとても気に入ったらしく、写真を撮ったり話がなかなか終わらない(汗)

気持ちは大変嬉しいのだが、オレたちは最初の休憩地点なだけで先を目指さなければならない。お礼を言って挨拶を済ませ、先を目指す事にした

北関東自動車道に入り、真岡ICで降りた。全く渋滞もなく道路も綺麗でとても走り易い。ただ、真岡を降りてから周りに何もなくて、ガソリンを入れたいのにスタンドが無い(汗)。「(こんな事ならさっきの佐野SAで給油しておけばよかった…)」と後悔したが、時すでに遅しである(汗)

後ろに乗るヨメさんとインカムで話しながら、ヨメさんが携帯でナビをしてくれるのだが、左右が田んぼのアゼ道を走ったりしていて「ホントにココで合ってるの?」と不安が増す。やっとスタンドを見つけて給油を済ませると時刻は夕方で、今度は「(明るいうちに着けるのか?)」と心配になってきた(汗)。ただ、このスタンドから会場まで10キロもなかったので、近くまで来ていて助かった

スポンサーリンク

無事到着して受付を済ませたのだが、出店する人は到着した人から会場の出店スペースに順番に割り振られ、テトリスのように埋められていく形になる。

オレは1ブース(7m×7m)を半分ずつ使うスタイルで、相方になるお店がまだ到着しておらず、オレたちが先に入ってしまうと場所によっては車が入って来れなくなってしまう。なので、しばらく待機する事になり、他の店とは離れた場所で出店する事になった

無事場所が決まった頃には真っ暗で、闇の中でテントを設置(汗)空腹もあるがとりあえず寝床を確保しなければ…ただゴルフ場というだけあって、地面は芝生でフカフカだし、悪くない

完全に『離れ小島』として他のお店とは違ったスペースにポツンとオレたちの店が完成した(笑)。オレの店の左に1件、右に2件のお店がコッチに向かっている最中で、ここには4件のお店が並ぶ

4件のお店の中ではオレたちが一番先に着いたという事か…。バイブズミーティングで出店する方は、遠い場所から向かって来て夜に到着する方も多い。とりあえず寝床を確保したので、再度バイクで晩ゴハンになるものを手に入れるべく、6キロ先にあるコンビニを目指した

ローソンを発見し、この日の簡単な食事、ビール1ケースに焼酎×2本、お茶や氷、非常用のカップラーメンなんかを買い込んで戻って来た。コンビニまでの道は真っ暗で、シカやイノシシが出てきてもおかしくないぐらいだ

ヨメさんと二人でやっと落ち着いて呑んでいるとオレたち以外の3つのお店も到着し、テントの設置や準備を始めた。左は『福禄寿』というブーツ屋さん、右は『ワイルドストロベリー』という革細工屋さん、その先にローチャリやビーチバイクを売る『夢屋』という自転車屋さんが並ぶ。みんな初対面で挨拶を済ませ、みんなの頭の中に「(こんな離れた場所で売れるの?)」という疑問が浮かぶが、スタッフに言わせるとここは一般客が泊まるテントサイトの入り口で、この前を通らなければ他のお店にも行けない為、決して悪い場所ではないらしい。なるほど、それならば後は各自のウデ次第という事になる

時刻は深夜2時を周り、さすがに疲れていたし翌日に備えて寝ることにした。何より驚いたのは風が穏やかで、吹きっさらしのゴルフ場のはずなのにテントが全くバタつかない。去年の大阪の夢洲では風が強くてテントを半分まで下げたりしたぐらいだったので、これは非常にありがたい。そして空は、満天の星空であった

(つづく)

スポンサーリンク