地球温暖化が問題になっているが、それと同時に地球以外の星が注目を浴びたりしていて「どこそこの星には『水』がある事がわかった」とか、「どこそこの星には『大気』が発見された」なんてニュースも聞く

海外を中心に宇宙事業も話題になっているが、有名な学者さんたち殆んどが口を揃えて言うのは『いずれ地球には住めなくなる』という事らしい

それは温暖化に限らず、増え続ける人口や供給しきれなくなる食料など多くの条件が重なって限界が来るというのだから、今聞いてもピンとこない話しとはいえ、なかなか深刻な問題なのだ

おそらく自分が死んでからの話だと思うが、もはやSFの世界だった違う星へ移住する時なんていう事が、いつか現実になりそうなリアルな話でもあり、これからの若い子たちは本当に色々大変なのかも知れない

興味深いのはその先の話で、今はまだ地球に似た環境の星がいくつか見つかっているという段階だが、どれもが放射線が強くてとても今の人間がそのまま暮らせる状況ではないらしいが、今後の事を見据えて遺伝子改造というか、放射線に耐えられる身体を造る事が必要不可欠だという

包み隠さず言えば『人間の身体を捨てる時がきたのだ』まで言い切っている学者もいて、遺伝子操作して生まれ変わり、放射線でも耐えれる身体が『次世代の人間の姿』なのだという

ホントにSFチックな話だが、ヨーロッパでは身体にマイクロチップを埋め込んで家のカギから電車に乗るまで全て手ブラで行動できる国なんかがすでにあるし、機械が入ったカプセルを呑み込めば身体の悪い箇所を調べてくれるシステムなんかが研究されていると言うのだから、この先あながち馬鹿に出来ない話なのかも知れない

どこまでホントか解らない都市伝説的な話だが、既に亡くなった有名人が冷凍保存されて今も残っているなんて話もあるし、今の人間の身体を『ハコ』としての入れ物として捉え、そのハコを替える時に『中身』を移して復活でもするのだろうか

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こんな話を聞いて思い出したのが有名な『風の谷のナウシカ』で、誰もが知る有名映画だが、映画として2時間に収める為に大幅にカットされていて、原作としての話は映画版とだいぶ違い、映画版の3倍ぐらいの壮大なストーリーになっている

ここから先はネタバレにもなってしまうのでまだ読んでない方はこの先を読まなくてもいいし、素晴らしい作品としてリスペクトしているので是非見てもらいたいぐらいなのだが、物語の舞台は戦争の果てにボロボロになった地球で、周りは砂漠と猛毒を出す森、死海と呼ばれる有害な海だけになりながらも、国益を優先して争う国があれば、逆に残された自然となんとか共存しようと試みる国が入り交じっている

物語の後半は先に滅んだ人間たちが何とか地球を浄化させて人間も復活させようと科学の力を結集させて残した遺産を、主人公が今のままで良いと判断して破壊してしまう

科学の力で人間も自然も地球も浄化できてしまうレベルまで達していた技術を捨て、『それで滅んだとしても自然の流れなのだ』と放棄するのだ

この時、主人公は既に自分たちの身体が猛毒の森や有害な海に対応できるように少しずつ進化していて、地球を浄化させても逆に綺麗過ぎて生きられない身体になっている事を知らされるのだが、これが現代の問題と実に似ていると感じて驚いた

たしか1980年代に描かれた『風の谷のナウシカ』だが、人間と自然との共存をテーマにした壮大なストーリーで、実はちゃんと原作があるという

当時の時代背景として、映画配給会社が原作がある作品としてしか受け付けなかったらしく、世界各地から集めた4つか5つの実在した国なんかをベースにしているらしい

それらを繋ぎ合わせながら自分のストーリーをまとめ、当時の時代に地球環境というテーマを造り上げた宮崎駿氏の才能はただたただ驚きだし、ある種の予言とも取れるような局面が近づいている事にも触れておきたくて今回はこんな話をさせてもらった

デジタルもロクにない時代に、あれだけの画力とスケールを作り出したという事はホントに凄い事なのである

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