ラグビーの日本代表が負けてしまい、残念です

オレが観ると負けるというジンクスがあるような気がしていつもあえて観ないようにしているぐらいなのですが、そんな変わったカタチの応援も届きませんでした(笑)

オレ自身高校時代はラグビー部だったので日本代表がいかにスゴイ事をやってのけたのかがよく解るし、あの対格差のハンデを持ちながら戦っていく姿は、まるでスズメバチVSミツバチのようで、圧倒的に不利なはずのミツバチ軍団が身体の大きいスズメバチを倒していく姿には胸を打たれました(ちなみに、毒をもたないミツバチは、集団でスズメバチに立ち向かい、つぎつぎに覆い被さって自分たちの体温を上げ、『熱』でスズメバチを殺すというのだから、これもすごい自然のしくみだと思う)

オレは小学、中学でサッカー部、高校でラグビーと、運動野郎として生きてきたが、時代的に超・スポ根論の時代でもあって、中学時代はボウズ頭でウサギ飛びだし、高校でも『水は飲むな』だった

中学は荒れて有名だった学校だったから、先輩の命令で女子テニス部の前で並んでひたすらスクワットとか、練習よりもシゴキなんて事が平気でまかり通っていたし、全寮制の男子校でラグビーなんかやったって軍隊並みの練習時間と練習量で、みんながやっと家に帰れる夏休みのような長い休みができても、前半1週間と後半1週間はだれも居なくなった寮にこもって合宿、中半はラグビーのメッカとして有名な長野の菅平で合宿して他の学校とひたすら試合と、夏休みすら無いなんて生活をしていた

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菅平の合宿なんて、6畳ぐらいの部屋に5〜6人で割り振られて3年、2年、1年それぞれ混合だったから、下っ端の1年の時には寝るスペースがなくて玄関で丸くなって寝ていたし、学校のグラウンドは水はけが悪く、雨で練習するとスパイクのカタチに地面がボコボコになったまま乾いてしまうので隣りの草むらのスペースで練習するのだが、タックルとかで倒れると草がカミソリのように切れて、翌日も雨だと同じ場所を切ったりする、大して深くないのですぐくっついた傷をまた切ってしまうのが、これが痛くて大変だった(汗)

鍛え上げられた(?)オレたちには『共学には絶対負けねぇ』という確固たる(?)意地というかヒガミがあったりして(共学は当然マネージャーも女の子なのだが男子校のウチらはマネージャーも男だった:汗)、馬鹿みたいに練習ばっかりしてるから結構強い有名校で、代々着回してきた赤い公式戦専用の伝統のユニフォームは、色が褪せて茶色に近い色だったのが『土の化身』と恐れられるぐらいだった(要はそれぐらいビビらずタックルで襲いかかってくる連中って事ね)

…思うにそんな厳しい環境でずっと過ごしてきたはずなのに、なんでブッ飛んだ馬鹿な事ばっかりするようになっちゃったんだろうか(汗)

我ながら、もう少ししっかりした大人になっていてもおかしくないような気がするのだが…

ラグビーの素晴らしさをお伝えするつもりが自分の落ちぶれた今の姿を反省する場のようになってしまったが、負けてしまった日本代表ではあるが、充分すごい快挙だったのだ

ちなみにブルも元ラグビー部で、同じスポ根時代を歩んできている

お互い共通する事は『もうやりたくない』だが、その時に鍛え上げられた体力のおかげで大した運動もしないまま、この歳までそこそこ丈夫でいられるのだから一応活かされてはいるのだ

そういえばこの前ラーメン屋に入ってニンニクを握って潰す、穴が空いたペンチのような機械で、力を入れ過ぎてペンチを折ってしまって自分の握力に驚いたが、ラガーマンはスゴイのである(なんだそりゃ:笑)

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