深刻な台風19号の被害が連日報道されている

浸水した水害の箇所は東京ドーム五千個分だか六千個分だかの面積だというから、相当な範囲が被害に遭っているという事だ

台風だけれど川の氾濫という事は風というより雨が酷く、信じられない降水量だったというから、雨でも限度があって今回のような被害にもなってしまうというわけで、でも『雨』なんて備えようがないぐらい身近な天候なのでどうすればいいのだと思ってしまう

ニュースで「なんでこんな目に遭わなきゃいけないのか…」と嘆いている方を観て胸が痛んだが、確かに自分がそうなっていてもおかしくないぐらい、オレはただ『運』がよかっただけなのかも知れない

オレも今回はヤバイと思い、ヨメさんと協議してアタッシュケースに貴重品や生活用品をまとめていつでも避難所に逃げれるように玄関に置いていたし、ニュースを観ているTVの目の前にはいつ停電になってもいいように懐中電灯やランタンを置いていたぐらいだ

ウチの場合は雨よりも風が怖かったのだが、結果無事で済んだのはただ運がよかっただけなのだと、あちこちの余波を観ると感じてしまう

家や車が水に浸かって台無しになったり、出荷するはずだった農作物が全滅してしまったりしている姿を観ると、自分だったらどうするのだろうと思う

ハーレーやTWなんかがパーになって、しかもそれが自然災害となると、やりきれず諦めきれないと思うし、それがマイホームだったり車だったりすれば、その心情は計り知れない

今回の水害に限らず火事なんかも同じなのだろうが、いやらしい話じゃないが、財産って何なんだろうな…とも思ってしまう

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江戸っ子特有の『宵越しの銭はもたない』という発想は、江戸城の城下町は、密集した木造建築で構成されており、地区ごとに火消しとして消防団が作られるぐらいとにかく火事が多かったという。『財産を築いたところで火事で全部燃えて失ってしまうぐらいなら、使ってしまえ』という発想からきているらしい

全部なくなってしまったら、自分だったらどうするのだろうか…そう思うとやっぱり気の毒で、ただただ不憫に思う

真夏の暑い時期じゃなくてよかったなんて思ったが、最近いっきに涼しくなって、涼しいどころか寒いになって、それはそれで心配である

なんの罪もない人たちが、運だけで財産を失い、電気も水道もなくトイレにも困っている

少しでも早い復旧を、心から願いたい

*毎回災害のニュースを観るたびに感じる事で、ボランティアに行きたいぐらいだが、自分自身が生活できなくなってしまう。国から何か手当とかもらえないのだろうか? 「ボランティアじゃないじゃん」という声も聞こえそうだが、別に無償じゃなくたっていいじゃんとも思う。「カネがもらえるなら俺も行く」と言う人が出たっていい。優先すべきは復旧させる為の人手なら、動機なんてこだわってる場合じゃないのでは?と思う。ヘンな事に予算をかけるぐらいなら、よっぽど身のある使い道だと素人ながらに思うのだが…

なお、こういう時にかり出される自衛隊の方たちは、信じられないぐらい安い給料で働いている。自衛隊の方の奥さんが台風の夜に「こういう不安な時にいつも夫はそばに居てくれない。でも誰かのために仕事をしている」というツイートを見て改めてありがたみに気づかされたが、そんな自衛隊の方たちは座ってうずくまった状態のまま寝ている。理由は心ない一般人から「休んでんじゃねぇよ」と言われるからだそうだ。なんとも心が傷む話だし、こういった事実も知っておいてもらえればと思う

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