高知旅行に行った時に立ち寄った店で、一目惚れしてカレンダーを買った

デザインと配色、素材の紙と、どれもが気に入って、お店の人に無理矢理売ってもらったのだ

ひろめ市場で呑んでいた何日目だったが忘れたが、いつものように『しもだ屋』で呑んでると、他の店で呑んでいたキョウジュと呼ばれるオッちゃんが「おや、また来たんだね♡」とオレたちに声をかけてきた

このキョウジュというオッちゃんは、実は結構面倒くさくて、オレたちの事を気に入って色々話しかけてくるのだが、そこまで酒が強くなく、そして歳のせいもあってか酔っ払って何を言っているのか解らない事が多い。たまに怒り出したりしてくる時なんかもあったりするので、オレたちははなるべく相手にしないようにしていた

その時はオレたち以外に同席していた人も居て、その人たちにも悪いと思ったし、「(ココはオレが心中するしかないか…)」と諦めて、「どこで呑んでるの?」とキョウジュの肩を抱いてオレたちのテーブルから遠ざけ、キョウジュが呑んでいる店へ案内させたのだ

どうせ酔っ払ってるから適当に相手をして戻ろうと思っていたのだが、キョウジュが呑んでいた店というのが、ネパールとかインドネシア系の店で(ひろめ市場には色んなお店が入っている)、そこのお店に貼ってあったこのカレンダーを見て、一目惚れしたのである

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キョウジュは『教授』の意味で、どこかの大学の教授だったかなんだかで、英語も堪能なので外国人の店員さんとも色々話しているのだが、オレは早くみんなのテーブルに戻りたい、でもこのカレンダーが欲しいで、タイミングを見計らってお店のマスターにお願いしたのである

マスターはもう半年以上が過ぎて半分以上使っちゃてるから売りモノではないと断わるのだが、オレはカレンダーとしてよりもデザインが気に入ったと話し、自分が漫画家であるという身分を明かして説得すると、関係ないキョウジュがビックリして食いついてきたりしてウザッたかった(怒)

結局オレの熱意(?)に負けてか、お店で使っているカレンダーを「もう半分以上使ってるから…」と半額以下で売ってもらい、オレは感謝の気持ちを伝えつつ、「みんなに見せて自慢してくる」という口実に、キョウジュを巻いてみんなのテーブルに戻ったのだ(笑)

東京に戻ってからガレージで使っているこのカレンダーは、今年の冬には来年の新しい分が届くというし、オレが欲しいのなら余分に仕入れると言うのでそれも売ってもらう約束をしてきた

やっぱり冬に行く事になりそうだし、また新しい楽しみが出来た

ただ、このカレンダー、目を惹くデザインではあるが、カレンダーとしては見づらい(笑)やはり日本のシンプルなカレンダーにはかなわないようである

それでもあえて不便さに向き合う自分に、長くハーレーに乗り続けるスタイルと共通するコダワリを見た気がするのだった(笑)

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