一度ホテルに戻ってチェックインを済ませ、夕方再びひろめ市場に戻った

写真奥の夫婦はコウさんと奥さんで、この二人も近所の常連だ

奥さんは目が不自由で1人では満足に歩けないぐらいなのだが、どこに行くにもコウさんに捕まって歩いている仲睦まじいおしどり夫婦である。実はこの日から6日後に、コウさんが入院して胃の半分を切除する手術を受けるらしい

奥さんいわく、その手術にビビッているコウさんが、忘れる為にここ最近は毎日呑みにきているという(汗)

実際翌日もその次も、同じ場所でこの夫婦と顔を合わせる事になるし、会うたびに「(手術なんて)大した事ねぇよ」と強がるコウさんと、「気が小さくて困る」と嘆く奥さんにオレたちはただただ苦笑いだった

コウさん夫妻にセンセイも加わって盛り上がっていると安◯さんが来た

安◯さんは東京から長男家族を連れて高知へ墓参りに来ていて、長男以外はホテルへ返し、安◯さんと長男の2人だけだったが、安◯さんはガラが悪くてガサツなので皆とは離れて別のテーブルで呑む事にした

安◯さんに渡すつもりだったマーコさんのフォトフレームを渡すととても喜んでいたが、このオッちゃんは69歳にもなって女の子が大好きなので他のお客さんの女の子に声をかけては馬鹿騒ぎをしていたから、マーコさんの事などすっかり忘れていたのかも知れない(怒)

ただ、去年はマーコさんとこのひろめ市場でナンパしていたので、きっとマーコさんも喜んでいるのだろう

安◯さんの長男のショウジ君はなんとオレとヨメさんと同じ歳で、安◯さんは自分の息子と同じ歳のオレに「シゲ、シゲ」としょっちゅう電話をかけてくる友だちなので、なんだか奇妙な関係である

ショウジ君は父親である安◯さんの反面教師とでも言おうか、逆にとてもしっかりした良識人で、公務員の堅実な男だ

だから、父親である安◯さんが女の子に声をかけたりするのも見慣れた光景らしいのだが、制御不能の安◯さんが『これ以上はマズイ(触りだしたり)』になると「シゲさん!」とオレを呼ぶ(汗)

その度にオレが安◯さんのオデコを引っ叩いたりして止めるわけだが、オレにしてみれば「(お前の親父だろ!)」と突っ込まずにはいられなかった

実は安◯さんもショウジ君も、前日高知に入って昨日は地元の同級生たちと呑みっぱなしで殆んど寝てないらしく、かなり酔っ払っていた

それでも強がって「次は屋台に行くぞ」と言いだしたのだが、安◯さんは100mぐらいしかない屋台まででもタクシーを使う(汗)

「歩いた方が早いって!」と突っ込んでも「うるさい、いいから乗れ!」と言って聞かないし、タクシーのドライバーには半ば嫌がらせなぐらい、わずかな距離をみんなでタクシーに乗って屋台に行った

が、屋台で呑み始めていくらもしない内に「ダメだ眠い」と言いだすのでホテルへ帰る事を薦めると、諦めたのかショウジ君とフラフラしながら「今日は先に帰る」と出て行った

おぼつかない足取りなのでヨメさんと見守っていたのだが、ショウジ君と何やらモメ出すと、タクシーの乗って何処かに行ってしまった(汗)

安◯さんのホテルは屋台の目の前で、20メートルもない、まさに目の前に見えるし、ショウジ君も同じホテルである

なのにタクシーを呼び止めた時点でオレとヨメさんと「???」「なんだ?なんだ?」とビックリだったのだが、ショウジ君の制止も聞かず、二人で乗ると走り去ってしまったのである

小さくなっていくタクシーを眺めながら、ヨメさんとポカーンとしていたが、こうして高知初日の夜は更けていった

明日はこの安◯さんに加え、香川から上○さんが来る。安◯さんの同級生のオミさんも来るというから、もっと賑やかになる

五泊六日の高知旅行は、始まったばかりだ