夏休みに高知に行くにあたり、向こうで会う約束をしている安◯さんに、先日亡くなった幼馴染のマーコさんの写真を現像してプレゼントする事にした

急に亡くなったマーコさんの写真を持っていない安◯さんは、ガラケーの為にデータで渡す事ができず、オレが偶然撮っていた写真が思わぬカタチで役に立つ事になったのだ

写真を現像するなんて相当久しぶりだし、近所のどこで現像できるのかも解らないぐらいだったが、隣町にプリント屋さんがある事がわかったのでヨメさんと行ってみる事にした

プリント屋さんの隣りに100円ショップがあったので、どうせなら写真立てというか、フォトフレームに入れて渡してやれば、写真が折れてしまう事もないだろうという事で、フォトフレームも買った

無事用事を済ませて「さて、どうするか」という事になったが、昼間から空いている小さい居酒屋があったのでそこで一杯やって帰る事にした

おじいさんが1人でやっていて、超・町の小さな赤提灯というイメージの店だ

メニューも少ないが、昼間から開いてくれてるだけで充分である

高齢で足が悪いのか、足を引きずって歩いているので自分たちが食べ終えた皿は、オレがせっせと厨房まで運んで戻していた

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すると気を良くしたのか「サービスです」とカツオの刺身を出してくれた(笑)

オレたちは数日後には夏休み旅行で高知に行くので、気持ちはありがたいが「(オレたちにカツオなんて…)」と最初は苦笑いだったのだが、これが意外にも美味い

実はオレたちは東京ではカツオを食べないぐらいなのだが、ヨメさんと二人でビックリしたぐらい臭みもなければ新鮮なのだ

「(なんだこの店?)」となって、今度はマグロの刺身とアジの刺身を頼んでみた

そしてこれも美味い(汗)

こんな小さい赤提灯の呑み屋で、特殊な入手ルートを持っているとでもいうのだろうか…衝撃である

そしてそんなオレたちにまたしても「サービスです」と料理を出してくれた

「(いやいや、サービスってわざわざ焼いてくれてるじゃん…)」とツッコミたくなったが、サンマもとても美味しかった

たまたま入った店だったが大満足で、近くのラーメン屋でラーメンを食べて帰った

ここは無料で『茹でモヤシ』や『辛ニラ』、『ニンニク』などが入れ放題なのが特徴で、自分好みにグレードアップができる

〆のラーメンを二人で食べながら、数日後に控えた夏休みの話で盛り上がった

目的は安◯さんへのプレゼントだったが、思わぬお店の発見もあって、大満足の一日だった

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