数年前から小学校では電卓を持ち込む事が許可されている話を聞いて、子供の頃そろばん塾に通っていたオレは、「(オレが習っていたのは何だったんだ…)」と衝撃を受けた。数年前なので今では電卓どころじゃないような気さえするし、今の子供はパソコンすらスッ飛ばしていきなりタブレットでタッチパネルだから、パソコンのキーボードが苦手なんて話を聞く。そう思うと総合的に見れば数十年ですごいスピードで進化していく変化の過程を見ることができたわけでもあって、それは貴重な体験でもある

確かな事は、自分の知らない所で時代はどんどん変化しているし、ふと見てみれば、キャッシュレス化が進み、会計ソフトが会計士の仕事を奪い、ドローンが飛び始めているのだ

考えてみればみるほど『今のまま』のはずがないのである

自分が会社経営者だったら『働き方改革』を国から迫られ、少ない労働時間で利益を上げなくちゃならない中で、社員に有休まで保証して給料やボーナスを払う。そこまでしてもSNSで企業イメージが壊されるような動画でも上げられたら損失は測り知れないし、台無しである。便利なロボットが登場するなら「どんどんやりましょう」になるのは当然だし、人がいらなくなるのは必然だ。ただ、イザという時に責任者としてクビを切る『人間』は必要だろうから、社員がゼロにはならないだろうぐらいに思っている

ドラ◯もんやア◯ムのような人形がギーギー動いてくれるのではなくて、プリクラで目だけを大きくしてくれるのも、車がGPSを使いながら目的地まで勝手に行ってくれるのもAIなのだ

子供の頃にデジタル腕時計が発売されて、ストップウォッチ機能が加わって感動していたが、気づけばスマホに何曲でも音楽が入れられるようになって、あんなに画期的だったiPodすらいらなくなっている

オレは大学に行かなかったが、今高校生に戻ってもやっぱり大学には行かないと思うし、大学というか、高校すら必要ないんじゃないかと思うぐらい、勉強自体が役に立たなくなる時代がきて、小学校とかでも道徳と体育ぐらいが必修で、他の教科は全部選択制になってもおかしくない気さえする。大学にかかる学費分をまるまる子供に託してその金額分を使い切るまで海外とかに行かせた方が、よっぽど子供のためになるように思う

20代に戻ってもやっぱりマイホームは買わないと思うし、それは少子化が進んで家が余る時代が来るからだ

どちらも昔は『良い会社に入るなら大学に行っておけ』『四大学に入っておけば間違いない』なんて言われ、家を買う事は『一国一城の主』なんて言われていた

それってこれから先もそうなのだろうか? オレは実は結構前から崩壊しているように思った

昔は常識だったかも知れないし、それに乗っかる事が当たり前だったかも知れないが、『今もホントにそうか?』と聞かれると、冷静に周りを見てみればだいぶ違っているように思うし、流れに乗って満足したけど、知らずに進んだ果てがドンデン返しだという可能性だって当然あるのだ

『考える事』、『備える事』はとても重要だと思うし、そういった過去・現代・未来という時代を見て脱サラし、『オレは何ができるか』を考え、『何で勝負していくか』を今、模索している

脱サラして思った事は、サラリーマンは非情に効率の良いバイト(現金収入)であって、正社員であれば仕事ができる・できない関係なく給料がもらえてオレの会社なら有休もボーナスもあった。これを越えるバイトを見つける事が困難なのは言うまでもないし、だからそれを失う事に不安を感じる人が多いのだろう

サラリーマンが楽な仕事とはこれっぽっちも思わないし、苦労も十二分に知っているが、『ひとつの収入源』として割り切り、不測の事態に備えて爪を研ぐ事。これが脱サラして今思う、まだサラリーマンを続けている人への最大のアドバイスなのかも知れない

*脱サラシリーズおわり 改めてですがあくまで実体験を元にしたオレの考えです。読んでくれた人に何らか役に立てばと思います