・脱サラしてみて解った『やっておいて良かったこと』

(1)当たり前の事だが、辞める前まで真剣に仕事をしていて良かった。画像の加工の技術は、もともとオレの立場はそういった作業を直接するのではなく、部下にやらせる管理側だった。しかし、仕事を回す為には時に手伝う事も重要だと考え、教えてもらって覚えていたもので、結果自身のサイトのデザインや、Tシャツのデザインなんかに活かされ、在宅の仕事では本来募集された仕事とは違う仕事に繋がったりもした。自分の中では部下にやらせて自分は覚えない選択肢もあった中で、自分も学習したからこそ今も役に立っているし、毎日更新し続けているこのブログも同じで、当時部下に耳が聞こえない聾唖(ろうあ)者がいた為に、毎日の出来事を文字にして残し続けていた時期があって、オレが職場を出る頃には周りの部下が手伝ってくれて回るシステムができていたし、それも業務とは関係のない作業だった。それでも継続させる事の根気と、結果として残る価値の大きさはその時の経験が活かされていると思うし、辞める前まで頑張っていた事は、辞めてからも活かされる=繋がる事が多いように思う

(2)ハーレーも風乗りジョニー号もラジオフライヤーもローチャリも、既に一通り持っていて良かったし、今さしあたって『欲しいもの』が無い事は、とても良かったと思う。この状況になって「バイク買いたいなぁ」なんて言おうものならそれこそヨメさんに「はぁ?!」なんて言われそうだし、持っていれば壊れても直していくだけなわけで、そう考えれば今の自分の環境はラッキーだったと思う

だがそのウラには他に流されない(ワキ道に)外れない、自分の『好きなスタイル』を貫き通した一貫性があるわけで、ブレない・迷わない信念は大切だと思う。あと、30代の頃にマイホームを買うか真剣に迷った時期があったが、結果買わずにいた事は、動きやすい今の状況と借金がないという点でも良かったと思う

(3)やはりヨメさんである。相談できて、共通する目標に向かって行けるパートナーがいる事は、本当にありがたいの一言に尽きる。もし独りだったとしても脱サラしていたと思うし、むしろもっと早く決断していたぐらいだったのかも知れないが、同じ道を選んだかというとそうではない気もする。究極自分のこれからだけを考え『その日ぐらし』を選ぶなら、慣れ親しんだ高知の居酒屋ででも働いた方がよほど気楽かも知れない(バイクにも乗れるし)。ヨメさんと散歩がてらに呑みに行ったりしている生活の中で、お互いの目標が『今の生活水準を落とさず、同じぐらいの収入を確保すること』に決まり、そこに向かって必要な事を相談し合って生活しているし、パートナーであり、よき理解者でもあり、応援し続けてくれている味方でもある。オレ自身何より心強いし、ここをおろそかにして成功は無いと思っている。自分だけの努力でなんて考えで、影で支えてくれている人のありがたみに気がつけないようでは、成功などできるはずがないというが、オレの自論である

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・逆に失敗した事、後悔している事

これが今の時点では『ない』に近いぐらい無い。ヨメさんに(ブログを書くにあたり)何か失敗した事ってないかなぁと相談しても二人とも浮かばなかったぐらいで、『もっと早く脱サラしても良かったか?』とも思ったが、その勤続年数分退職金とが減るわけで、そうなると少し違う気もする。やってみて解った事はどれも『経験』や『指標』として活かす考えなのも大きくて、「失敗した」と同等かそれ以上に「なるほど」と思っている。しいて言うのならば『お金(利益)につなげる事』で、『利益に結びつくまで時間がかかる』という事はとても難しい。準備していたが、もっと早く色々考えて行動してもよかったのかも知れないとは思う

全て自分の計画どおりに行くとは限らないし、それでも生活はしなくちゃいけないわけで、これが一般的な自営業なら『借金』になるのだろうし、オレの場合はSNSをフィールドにしているのでそのリスクは最低限に抑えられている気はする

 また、今の時代に『一本に絞る』というのは失敗した時のリスクも大きいし、『第二の矢、第三の矢』どころか『第四・第五の矢』ぐらいまで考えていたいと思う。オレで言えば漫画だけというのは未経験者という事もあってあまりに危険に思えたし、Tシャツを販売する為にボディに使うメーカーと交渉したり、プリント屋と打ち合わせをしてオリジナルのTシャツを作ったり、ヘルメットをアメリカから輸入してリメイクして売ったり、生地屋に行って生地から起こして帽子を造って販売したりしているが、それはアパレルとあまり変わらない、むしろセレクトショップ以上のレベルの事をしているのかも知れなくて、極端な話、そこで爆発するなら本格的に店舗を構えても良いのである

漫画を描いている延長でLINEスタンプを造って販売してみたり、副業のバイトとして脚本をもらって漫画を描く事は、自分の腕が磨かれる事に繋がる。それは画力や表現方法に役立つのと同じで、この先に描こうと思っている自分の構想している漫画にも繋がる。結果的に自分のサイトに帰ってくる仕事を選びながらタイミングを待つ今のスタイルは、得策だと思っているし『自分に何ができて』『何をするか』を複数考えて組み立てていく事は、とても重要だと思う

(つづく)

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