やっと過ぎ去った台風10号だが、香川県に住む上◯さんから被害の写真が送られてきた
バイクが倒れている以外にも、カバーは剥がれ、ドラム缶は倒れ、車のホイールが転がってと、なかなかの被害だったようだ
それでもまだサイドケースがあったおかげで完全に横倒しにならずに済んだといったところか。オレのハーレーならアウトだし、ガソリンもダダ漏れになっていたと思う
ツアラーなのでカウルで覆われている部分が多い為、風の影響も受けやすい。ツインカムのツアラーなど、ハーレーの中でも車重は一番重いぐらいのはずなのにやはり自然の脅威というか、風とてあなどれない
停めている場所は片側と後方が壁なので、上○さんも台風を警戒して風から守ろうとしたのだろう。ただ、写真を見るとバイクは壁側ではなく反対に倒れているので、壁に跳ね返った風が、下からバイクを巻き上げて押し出したという事が解る。やはりこうなるとバイクは二輪しかないので左右からの力には弱いのだ
以前紹介したガルシアの坂本さんのパンヘッドは前後がディッシュホイールで、「カッコイイすね」なんて言うと「でもトンネルとか出て風が強かったりすると、横風の影響をモロに受けて持っていかれそうになりますよ」なんて言っていた
オレの風乗りジョニー号もリアだけディッシュホイールだが、オレは風乗りジョニー号でそこまで横風の影響を受けた事はない
ただ225ccと車重そのものが軽いので、横風どころか正面から強風を受けたりすると、ガッチリハンドルを握って耐えながら運転しないと飛ばされそうになるぐらいなので、あまり参考にならない(汗)
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バイクは特に『経験値』って重要で、荷物を落っことしたりロープが緩んだりして『どうすれば落とさないか』、『どれぐらいの強さで縛れば緩まないか』を学ぶし、こういった台風による自然災害なんかも同じ経験値なのかも知れない
多分上◯さんは今回の被害で次の台風の時により気をつけるだろうし、オレも体験はしてないがこの写真をみて「(なるほど、そうなのか…)」と教訓にすると思う
車や壁を利用して左右だけは塞ぐなり、ガチャと呼ばれるラッシングベルトなんかで固定するのも一つの方法かだろうと思う
また、逆の発想でこういう場面ではバイクのカバーが仇になる事も考えられ、要はバイクカバーがパラシュートの役割をさせてしまった可能性も高そうである。バイクカバーだけ飛ばされないようにバイクに固定してしまったら尚更で、台風クラスならいっそ濡れる事はあきらめて、風が抜けるようにカバーを外しておく事も有効に思える
個人的には外で知らない人のハーレーが道路の傾斜とは逆側にスタンドを立てて停めてあったりするのを見ると、ちょっとのはずみで反対側に倒れそうでヒヤヒヤする
あんなのだってひとたび倒れれば、タンクの塗装はハゲるわ凹むわ、ハンドルは曲がるわで、泣き寝入りするにはなかなかのハードルの高さだ
経験値かも知れないがわざわざ経験しなくても事前に回避できればそれに越した事はないわけで、色んな事を想定して大切に乗ってもらいたい
でかいハーレーに乗って、小さい事なんて気にしないで行こうと思ってはいるが、意外と色々想定し警戒しているオレ(笑)
備えることは大切なのだ(笑)
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