ツインレイクミーティングに行った時に、オレが走る姿を後ろで見ていたサクちゃんが、オレが進路変更をして車の前に入る度に片手を挙げ、一礼して入っていく姿を見たらしく、感心していた

オレは1人で走っていても進路変更をする時に車がいれば手を挙げて「(すいませんね)」感を伝えるし、信号で詰まっている間にワキを抜けて、車の前まで出る時には「(申し訳ない、前を失礼します)」とアタマを下げる

昔からずっとそうだし、多分ETCなんか無い時代に、混雑した高速の料金所で車と同じペースで並んでいるわけにもいかず、割り込んで入れてもらい頭を下げて全身全霊で『すいません、助かります。ありがとうございます感』を出してアピールしていた頃の、名残みたいなモノだ(笑)

あくまでオレの考え方だが、オレはそういう余裕を持てる方がカッコイイと信じていて、自分でそういう人になりたいと思っている

たまにブログで触れるが、別にハーレーに乗ってるから偉いわけでも何でもないし、その前に1人の人間なので、1人の人間として『カッコ良く生きたい』と思うし、そこでペコペコする事がダサイとも思わない

前にTwitterで『若いバイク乗りのお手本になるようなバイク乗りになりたい』というライダーのツイートがあって、それは違うと思って噛み付こうとした事があった(炎上したら面倒くさそうなので止めたけど:笑)

別に誰かの為にバイクに乗っているわけじゃないので、若いバイク乗りに気に入られようとは思わないし、正直ソコは別にどうだっていいぐらい気にしていない

でもオレより5つ6つ年下のサクちゃんが、同じハーレー乗りのオレを見てそう感じて何かのキッカケになったのならそれは嬉しいとは思う

ただそれは『ハーレー乗り』としてではなく『1人の人間』としてオレが目標にしている事でもあり、初対面でどう見ても年下だろうと「初めましてよろしくお願いします」と挨拶するのと同じだし、別れる時に「どうもありがとう」とお礼を言うのと同じで、ぶっちゃけハーレーとかあんまり関係ない(笑)

昔「ハーレー乗りなんて暴走族と同じだ」と言うビッチとよく喧嘩をした(笑)

ビッチとジョニー

族上がりのビッチにしてみれば大して変わらないのだろうが、オレにしてみれ「フザケんな」で、よく怒ったものである(笑)

オレはデカイ顔をしたいからハーレーに乗っているわけじゃないし、オレの憧れている『ハーレー乗り』は違うのだ

オレは広大なアメリカの大地で一本道を、荷物を積んだ1台のハーレーが走る姿に『自由』を見て憧れた。そんな環境を独りで走っているハーレー乗りはきっと、孤独すら楽しめるタフなハートを持っていて、カッコイイなと思った

そういう強いヤツになりたい。強いヤツは自分に余裕があるから人に優しい

『イージーライダー』のデニスホッパーやピーターフォンダがカッコイイのは、バイクだけがカッコイイのではない。『ハーレーダビッドソン&マルボロマン』のミッキーロークが、集団じゃなく独りで走っているのにカッコイイのは、そういう重要なスパイスが効いているからなのだ

VIBES4月号で描いた101話で、あおり運転のスポーツカーにブルがキレて追いかけるシーンがあるが、実は2ページで収まらずにカットした『前』がある

ブルのパンヘッドは古い為に年式的にウインカーがついてなくてもOKな車両で、その年代にはアメリカでウインカー自体がなかったらしく、ウインカーが無しでも車検が通る

ただ日本の道路を走る為に進路変更は『手信号』になり、片手を上げたり下げたりして周りのドライバーに知らせる事が義務づけられている

実は高速に乗るまで、先頭を走るブルがこの手信号をキッチリやりながら走っていて、ブルには見えないのをいい事に後ろを走るロナウドが同じ姿勢を真似て、オレを笑わそうとからかっていた

朝早い時間帯だったのでそれこそ車なんか1台も走ってなくてもキッチリ手信号をやっていて、それをロナウドが後ろでオレを笑わそうとマネをする

そしてそんなルールを守るブルだからこそ、理不尽な運転をする車が許せなかったわけで、そこからは漫画の通り、バカッ速のパンヘッドで車を追いかけ回した

多分きっと、そこはオレと似てて、手信号がダサイのではないし、ルールや礼儀をわきまえているからこそ許せなかったのだ

オレもまだまだ勉強中で、『かっこいいハーレー乗り』になりたいと思っているが、かっこいいハーレー乗りはハーレーに乗ってなくてもカッコイイのだとも思う。『何がカッコイイ』のかは人それぞれで、オレならヨメさんを大切にする事だし、何歳だろうと人に対して『ありがとう』と『ごめんなさい』が言える事で、多分その先が『周りに優しいタフなヤツ』の領域なのだ

簡単なようで意外と深く、これがなかなか…(笑)

目標の為にこれからも精進しようと思うし、結果がわかるのはバイクを降りる時ではなく、死ぬ時なのかも知れない