ある日、ガレージで独り製作を進めているとナオキからLINEが来た

ナオキといえば今年の『48キャンプ』で知り合った同じ歳のハーレー乗りで、GWには自分のチームの仲間と島根県まで走り、九州の角島大橋を渡ってきていた

オレは九州は未だ行った事がなくて、いつか行く時には角島大橋を渡って上陸したいと思っているのだが、そんなオレにイヤミなぐらい角島大橋の写真を現地から送ってくれた親切(?)な男だ(笑)

この男がまた典型的な『用件人間』で、ヤブカラボウにも程があるというか、前フリもなく用件だけを一方的に送りつけてくる(汗)

ツインレイク?…なんのこっちゃか解らない内容だが、どうやら明日キャンプミーティングがあるらしい

送られてきた写真を見てみると、綺麗な湖の前でバイクのすぐ近くにテントが張れる、ハーレー乗りには何とも嬉しい場所のようである

全く知らなかったイベントだったが、ここで「(行ってみようかな…)」と思った

送ってきた写真を見て確かに良さそうな場所だったのもあるが、明日の天気は27度と汗ばむぐらいの快晴の予報で、一泊二日で帰る翌日も晴天

霞ヶ浦は行った事はないが、家から約100キロで2時間ぐらいの距離だし、この前行った静岡の沼津と同じぐらいのちょうどいい距離でもある

何よりも『天気も良さそうだし、プラッと行ってみるか』という感覚を一度味わってみたかった(笑)

前日に誘われてキャンプツーリングに行くなんて普通じゃあり得ないし、サラリーマン時代ではとても考えられなかった事だ

ちょうどこの時は次号バイブズの連載分を描き始める前に、LINEスタンプの第二弾を作成中でバイトも入れてなかったし、ヨメさんにも当然何も言ってないのだが、『憧れ』といったら大ゲサかも知れないが、そんな突発的なイベントを一度体験してみたくなったのだ

おそらく、ナオキ自身もオレがホントに行くとは思ってなかっただろうが、今回は流れで参加してみる事にした(笑)

ただ、場所も行った事がないだけにどういう所で何が揃っているのかも解らず、何を用意して行けばいいのかも解らない

LINEで引き続きナオキに聞いてみるのだが、この男は『用件人間』なので、「外人か!」とツッコミたくなるような、必要最低限の返答しか返ってこない(怒)

人生経験上、この『道具はあるから大丈夫』は結構クセモノな言葉で、ホントに大丈夫な場合と、準備どころかそもそも計画すらしてない、「でもまぁ、なんとかなるんじゃない?」の2種類に分かれる(汗)

実は参加するナオキたち4人は九州の角島大橋まで行った時も、テント泊を繰り返して自走して行ってきたという猛者たちで、『本当に大丈夫』な連中たちだったのだが、この時点ではそれを知る由もなく、オレとしてはとても不安だった(笑)

とりあえずヨメさんと2ケツして沼津に行ったきりの状態だったので、シートをソロシートに戻し、テント・寝袋・コットと椅子・ランタンを用意した

「(そこまで寒くはなさそうだが、向こうで温かいコーヒーぐらい飲みたいよな…)」そう思って、ストーブとヤカン、小さい鍋とマグカップも加え「(まぁ、一泊二日だし、これで足りなければ最悪割り切ってあきらめるか)」

こうして即席でキャンプの準備が完了するのだった

つづく*****