二ヶ月程前から計画していた帽子が遂に完成した

前にオーダーで作った帽子をずっと使っていたが、ツバも割れてしまい、いよいよヘタってきて、新しく造る事にしたのである

どうせ造るなら、柄はオレが持っている『キャントバステム』のオーバーオールや、『シュガーケイン』のカバーオールと同じ、ヴォンテージの幅広のヒッコリーにしたいと思ったのだが、この生地探しが大変で、生地を見つけるだけでもすごい時間がかかった

実はヒッコリーは奥が深く、単純なストライプ柄に見えるがどれも幅が違う

何せ自分が持っているヒッコリーと同じ幅って条件なのだから、そりゃそうだわな(汗)

なんとか見つけた生地屋だが、「残りは4mぐらいしか無い」と言う

え!? そうなの!? となって、帽子屋に「1つ造るのに何m必要ですか?」と聞くと1mあれば充分と言われた

今度は生地屋に「残りを全部下さい!(探すのに苦労したし、これを逃すと手に入らないかも知れないので)」と慌てて電話すると、生地屋がビビッて「ちょっと待って下さい、正確な在庫を調べます」と言われ、「すいません、4mじゃなくて11mでした」と言われた(怒)

11m……さすがにそんなにいらないか……という事になって、とりあえず2個分、2mを手配したのだ

こちらが指定するサイズ、ツバの長さ、深さで1つ作ってもらい、もう一つ分はそれに更に改良を加えるか、同じものをもう1個作ってもらうかを判断する事にした

無事完成した仕上がりに大満足、サイズはもちろんジャストサイズだし、ツバも割れないウレタンに替えたし、自分の持っている他のヒッコリーの柄ともピッタリ同じである

う〜ん…ドンピシャ、完璧だな(笑)

実は帽子も奥が深くて、一番最初にオーダーで造った時は、テンションが上がって裏地の生地まで自分で探してきた

が、これが暑い……

冬場はちょうどいいのだが、夏場に裏地まであると暑くて冠れない事に気がつき、後日裏地が無い版も作ってもらったぐらいだ

もともと、オレは帽子に『暖かさ』を求めておらず、バイクに乗るのにヘルメットで髪の毛がグチャグチャになってしまうのを隠す理由からスタートした

なので、冬ならツィードや夏なら麦わら帽子のように素材と季節が結びついてしまう素材は別だが、基本一年中使える素材が大前提である

なので、今回も裏地はナシだし、むしろ綿と麻混合の涼しい素材の生地を選んだ

髪の毛が多いので大きめに作り、サイズが調整可能のヒモも別につけ、今のようなロン毛を切ってしまっても冠れるようにもした

苦労した甲斐あって良いモノができたが、帽子屋に残した『もう1つ分の生地』はどうしよう?

どうせ使うし同じのをもう1つ頼もうかな…そんな事を考えていると思わぬ展開が起きた

そして残りもう1つは、ヨメさんのサイズに合わせた同じキャスケットをお揃いで造る事に決まったのだ

このプロジェクトの理由と結果は、また帽子が完成し次第お伝えしたいと思う

ちなみに『なぜキャスケットの帽子ばかりか?』は、若い頃に観た『ヤングガン』という映画で、主人公のエミリオ・エステベスが最初に登場した時に冠っていたキャスケットが、とにかくカッコよかったからなのです(笑)