オレの家は商店街の一番ハジにあるのだが、お店が多いのが便利ではあるものの、その分賑やかでもある

賑やかといっても生活サイクルに沿ってのレベルなので、夜中にバカ騒ぎしたりとかはさすがにないが、実は最近商店街を通るスケボー小僧の音がうるさくて困っていた

ガレージで製作を進めていると、昼間や夕方に『ガーッ! ガーッ!』とスケボーが走り抜ける音が聞こえ、うるさいなぁと思っていたのだ

先日ヨメさんと外出した時に後ろから『ガーッ! ガーッ!』と音がして、スケボー小僧がオレたちを追い抜いていった

「コイツだったのか!」と思い、ヨメさんに「実は最近気になってたんだ」と今までの事情を話した

ただ、話しながら気がついたのだが「でもオレは、文句言えないな」と思った

仮にオレが「オイ! うるせーぞ!」と言ったとして、「お前のバイクよりマシだ!」なんて言い返されでもしたら「てへッ♡ そうですよね?」になってしまう(笑)

オレは言われた事はないし、言われないようにご近所さんにはかなり気を使っているつもりではあるが、それでもスケボーとハーレーではうるささなんて比較にならない

そうなるとオレはもう騒音に関しては一生誰にも文句を言う資格なんてないようにも思える(お金を払って入っているお店の中でとかなら別かも知れないが)

オレが気にしていようと他人にとってうるさいモノはうるさいわけで、オレがスケボー小僧に感じた不快感を、オレのバイクで感じている人だって当然いるわけだ

「じゃあ、もう乗らないか、マフラーにサイレンサーでもギューギューに詰めますか?」って事を求められても「ごめんさない、それはちょっと……」になるわけで、結局自分が満足したいが為に他人に迷惑をかけていると言われても仕方のない事をしている

スポンサーリンク

「じゃあ、どうするんだ?」と聞かれても、それは『甘え』でしかないのだが、自覚してできる限り気をつけようしかないのかも知れない

オレが好きで乗っている事なんて、他人にしてみれば知った事ではないのだ

もう1人別の第三者に、オレとスケボー小僧が並べられて「お前らうるさいから街から出て行け」と言われたら、謝るしかないもんなぁ…

第三者の言うとおり、本来誰もいない無人島ででも乗ればいいわけで、そうすれば全て丸く収まる

そうしないのは寂しいし不便だからで、それもオレの都合であるのだから、勝手なものだと思う

それが『今のところ』言われずに済んでいるのは、周りの『理解』と『我慢』という事になる

 

『いやいや、お前の方が100倍うるさいから』と神の声が聞こえた気がした

きっとそれはオレ自身がそう自覚しているからで、解ってやっている確信犯でもある

 

もう何十年も乗ってきたが、今さらながらに改めて自覚したし、ヨメさんに「オレ、ぜってー文句言えねぇわ」と大笑いした

やっぱり「いつもスイマセン、ホント申し訳ない」の精神が大事なのだし、オレ、気をつけよっと

 

独りで生きてるわけじゃないし、やっぱりまだ乗りたいしなぁ(笑)

スポンサーリンク