ヨメと呑みながら散歩している最中に、立ち寄ったリサイクルショップで偶然見つけた
が、ヨメは気がついてない
教えれば絶対欲しがるだろうな
でも絶対いらない物だ
こんな時、みんなはどうするのだろう…
値段は安いけれどいらないと解っていて、でもヨメが欲しがる事も解っているから、気がついたら絶対「買う!」と言い出すに決まっている
教えないまま店を出るか…それとも教えてはやるけれど買う事には反対するか…それとも値段も安いし理解してやるか…
いらないと解っている
前に買った時だって散々欲しがるから協力したのにずっと放置されたままだ
完全にゴミが増えるだけなのだ
でも見ちゃったしなぁ…
気がついているのに教えないのはやっぱり意地悪というか、フェアじゃない
さんざん迷ったけれど、やっぱり教えてやって、そしてやっぱり買って帰ってきた
うっ……この目……やっぱりいらない……
すでに放置されたきりでガレージとリビングをつなぐ廊下の棚に眠るアイツとは、毎日目が合っている
ヨメが欲しがるから独りで超・恥ずかしい思いをしてガラッパチのオッさんであるオレがこれを持ってレジで並んで買ってきたというのに、それっきりまったく関心を示さなくなって放置されたままのコイツ……
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オレだけが無言で見つめてくる視線を毎日浴びてその度に何かいたたまれない気持ちになっているというのに、仲間まで来てしまった
やっぱり前と同じキャンペーンの景品のようだ
ウラにモロにメーカー名が入っている(っていうか、売るなよ……)
中身は折り畳みのレジャーシートで、未使用品だった
これを使う時なんて、絶対ないと思う
そして『そんな事はわかってるよ』と言わんばかりの目でこれからも見つめられるんだろうな
……来年のバイブズミーティングで売ろうかな(笑)
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