最初にメールの紹介から

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→こんばんは

上○さん、ゆくゆくは 「ザ☆ ワイルドマン」に登場しそう。

マンガ、シゲの結婚式バージョン、待ってるし~?

 

昨日のブログですね

思わぬリクエストありがとうございます

上○さんのとても喜んでいる顔が目に浮かぶようです(笑)

いつか爆笑必至の『四国一周一人旅』を描きたいと思っているので(少なくても8週分ぐらいの長大作になってしまうので迷っているのですが…)、そこから発展して登場する時が来るかも知れませんね

ありがとうございました

 

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忘れないうちに現在発売中のバイブズに掲載されている、マンガでは描かないドラゴンのウラ話もしておこうと思う

登場から強烈なインパクトをもつドラゴンだが、そこも実話で本当にレストランや居酒屋にある料理の鉄のプレートを顔のあちこちに押し当ててたし、手は自分で『好きでやった』根性焼きの火傷だらけだ

マンガではやるせなさからジョニーが殴ってしまい、後日「もう一度♡」とリクエストされるわけだが、これもジョニーのモデルである自分自身が体験して本当に困った事だった

今まで生きてきてここまでのドMに会った事がなく、何をしても気持ちいいので対策が無いのである

高校時代とかの武勇伝を聞いても「3人で先輩20人くらいにフクロにされました」なんて言うのだが、気の毒なのは他の2人でドラゴン自身はラッキーぐらいに思っていたのかも知れない

 

共通の先輩でもう50歳を過ぎるのに未だに『強くなりたい』の一心で、引退せずに現役を続けている空手家がいる

その人もまた無茶苦茶な人で、学生時代に電車の中でタバコを吸ってるヤンキーにケンカを売る為に片っ端からタバコを奪って捨ててったり(1人でね)、とっくに有段者の腕があるのに「帯を取ると外でケンカできないから」と30歳近くまで頑なに見た目初心者だった人だ(ちなみにもう黒帯だがその流派の昇段試験は『10人組み手』で、終った時には右手を粉砕骨折していたという:汗)

見た目は茶髪でもなければゴツくもない中肉中背普通の人で、その人を見てから『人を倒す為の筋肉やゴツさは違うのだ』と勉強になったし、こんな人がスーツを着て一般人に混じっているのだからたまらないと思う

以前通勤電車の中で因縁をつけてきた若造があまりにうるさいから腕を掴んで次の駅で下ろしたらしい

若造はそこまでの人とは当然思ってないのだが、掴まれた腕が物凄い力で、万力のように一切外れない

イッキに不安になったのか駅内で大声でワーワー騒ぎだし「スゲー恥ずかしいから逃がしてやったよ」と言っていたが、スーツの上から黒帯でもして欲しいものだ

そしてそんなある日、呑んでる時に別の人が「どうすればその空手家を倒せるか」と話を振ってきたのだが、オレには到底無理なあり得ない話だった

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もう何十年も『人を倒す』と『強くなるには』を追究して、その訓練をしてきた人に勝てる訳がない(ちなみにその空手家の流派は立ち技だけでなく寝技もある為、自分の道場に通いながら『柔道』『柔術』『居合い』『古武術』『ムエタイ』『カポエラ』『システマ』なんかも取り入れる為に、好んで対戦してきた、もはや変人なのである)

ただドラゴンは「勝てる」と言う(汗)

普通なら笑い飛ばして冗談にもならない強がりで終ってしまう話なのだけれど、ヤツには『快楽に変換できる』という恐ろしい能力があるのだ

まったく相手にならない事は確かなのだが、コイツの場合どうなるか解らんなと思ったのを覚えている(笑)

 

そしてドラゴンのもう一つの特徴が『酒好き』の『酒乱』だ

現在発売中のバイブズにも載っているように、ホントに酔っ払った勢いで浮浪者たちをキャバクラに連れて行ったり、キレて1人で帰ってきてしまったりするわけだが、そんなイキオイだけの生活をしているから万年金欠病で金もない

そんなドラゴンが会社の昼メシに、冷えきってカチンコチンに固まったマックのフライドポテトのLサイズを2つ食べていた

昼メシがそれだけである

「自宅から持ってきた」というドラゴンに事情を聞くと、今月金欠で金がないから、昨日呑み会で余ったフライドポテトを持って帰り、会社の昼メシにしているという

もはや割り箸のように固くなった冷たいフライドポテトを(しかもLサイズ2つね)バキバキ食べながら平然としているわけだが、オレが一人暮らしの時期に『土鍋』にハマった時があった

めんつゆをベースにすれば料理も簡単で、〆にうどんや餅なんかを入れても美味しい、手軽でオススメだというと「へぇ〜… いいッスねぇ♡」と共感し、ドラゴンも土鍋を買った

お花見の時期になった時にドラゴンが「土鍋持って行っていいッスか?」と聞くので、なるほどあれば便利じゃんとなって持って来るのだが、散々呑んでお開きになると「いらない」と言い出す

「さて、片づけて帰ろうか」ってなって「おい、ドラゴン土鍋忘れてるぞ」と言うと「重たいし面倒くさいからいらない」と言って捨てていってしまう

で、後日「また土鍋買っちゃいましたよ〜」と言われ、花見の度に持ってきては捨てて帰る

「お前、持って帰れって!」といくら言っても「いらない、いらない」と捨てて帰る

なのでオレが知っているだけでもヤツは土鍋を最低3回は買っている計算になるし、そりゃ金欠病が治るわけもないという事になる

それ以外にも18時に仕事を終えて、23時まで会社最寄りの酒屋の自動販売機のみで¥7,000も呑んで「普通に居酒屋で呑めよ!」と突っ込まれたり、結婚式の回覧がきて『参加』になっているドラゴンに「お前、この人知らないだろ?」と聞くと「その日までに仲良くなるからいい」と言い、本当に当日参加したと思えば新郎新婦最前列向いの席に座ってたり、マンガにこそ描けないものの、ヤツこそ究極のワイルドマンなのかも知れない

そんなドラゴンも今は結婚し、(ホントによくコイツと一緒になる女性が現れたと思う)だいぶ落ち着いた

そして髪の毛はもうほぼナシの、ツルッパゲ状態なのであった

 

 

 

 

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