ブルをはじめ、向かう途中で会った衛生班の二人組はもちろん、今年もスタッフの方たちなしにはこのバイブズミーティングは語れない

初日19:00頃に到着したオレたちは、本来の出店者であるゲンさんがまだ到着しておらず、イレギュラーな対応が必要になってしまったのだが、編集部の中島くんや制作部の早乙女さんを中心に、スタッフみんなのおかげで助かった

二日目に大雨で地面がグチャグチャになってしまった時には、スタッフの伊勢さんやオキやんさんが厚ゴムのボードをトラックで運んでくれたおかげでゲンさんのお店は救われた

「今年のトイレは汚い」という声も聞いたが、オレが入った所は1つもそんなトイレはなくどれも綺麗だった

思えば去年のバイブズミーティング苗場の時にも、トイレが綺麗だった事をブログにあげた

その時ヨメが「女子トイレも綺麗だったんだよ」と教えてくれて、衛生班の苦労よりも使うみんなが汚さないように心がけた結果だったらいいなと書いた

『側』に立つことが大切で、オレは大阪の夢洲には今回初めて来た

当然そこで初めて「こういう場所なんだ」と思ったわけだが、同じく初めて来た人のほうが多いのでは?と思う

それはスタッフもきっと同じで、初めて来て「こういう場所なんだ」で、勝手も解らないどころか何人来るかも解らない、手探り状態の出たトコ勝負で頑張っている

人が増えれば色んな問題が起きて、その対応を求められるわけで「知らねーよ」なんて当然言えないであろうそんな状況が5日間も続く(前日入りする出店者たちも含めれば5日間になる)

これも以前ブログで書いたが、ブルを見習って「オレも手伝います」と決めたとしたら、それから先二度とバイクに乗ってバイブズミーティングに参加する事はできない気がする

それを思うとどうしても勇気が出ず、オレは『イチ参加者』として参加し続けている

改めてであるがスタッフの方は無償のボランティアで参加している

きっとスタッフへの『線』を越える境界線は自分と大した事はなくて、意識の問題が大半なのだと思う

スタッフの『側』になって考え、意識を持って参加すればスタッフの負担は減るし、結果スタッフを手伝う事にもつながる

それはゴミの分別からトイレの利用、炊事場などの共有スペースから、周辺地域のコンビニ等の施設の利用全てにおいてだと思う

それが『バイブズミーティング』だからで、多くの人が集まり問題も起きやすい、日本最大のハーレーのイベントで、しかも自然を相手にするキャンプミーティングだからだ

今年26回目になる(27回?)になるバイブズミーティングは、バイブズという雑誌を作る会社が始めたバイクイベントが成長し続けた歴史があって、もはや会社だけではまかないきれない規模にまで成長した

昔開催されていた『ハーベストタイム』という日本最大と言われるハーレーのイベントすら超えた規模になり、スタッフなしではとても運営できない巨大イベントになった

他のジャンルのイベントのようにバイトでスタッフを雇って、入場料がハネ上がったりする事も残念な気がするし、「金払ってるからいいじゃん」の問題でもないと思う

長年に渡って成長してきたこの巨大なミーティングを、ハーレーを乗り続けてきた者として誇りに思うし、応援したいと思う

それはスタッフの方たちも同じなのかも知れない

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今回の二日目の夜に歯を磨いていたら、真っ暗なトイレの裏でスタッフの女の子が独りでホースを巻き取り続けていた

白いビニールのつなぎにゴム手袋姿で、両手が塞がってしまうからか懐中電灯は首もとにねじ込んで四苦八苦しながらやっている姿に「手伝います」と声をかけた

オレが素手だったからか「大丈夫です、大丈夫です」と遠慮されたが、彼女はボランティアでオレと違いなんかないのだ

 

毎年ブルと同じようにスタッフとして参加している、オレのショベルをとにかく気に入っている同じ年のコがいて、今年も会場で会った

「それでも独立記念キャンプの時にはゴミなんて殆んど落ちてなかったんだよ」と嬉しそうに話している姿を見て、スタッフとして良かったねとねぎらう気持ちと、バイクだろうと車だろうと電車だろうと、ゴミが落ちているのは別の問題なのになと残念な気持ちにもなった

去年のバイブズミーティングのブログでも書いたが、ゴミ捨て場があるだけでもありがたい事で、マンガで描いているUTCは分別したゴミ袋をみんながハンドルにしばって途中のゴミ捨て場まで走り続けた

エイプバーのような高いハンドルだと生ゴミは重たく、フロントが取られるからアルミ缶の方が安全なんて、超・どうでもいい事だけれど、そうする事の方が『カッコイイ』と思ってきたのだ

 

みんなが『側』に立って、助け合えればいいのにな

オレも偉そうな事は言えなくてまだ途中なのだけれど、気がついているからそこに向かって努力しようと思う

未だに自分で参加したいからスタッフには加われないけれど、意識して結果負担を減らす『手伝い』とその『努力』はしようと思う

 

ブログを見てくれる人が増えてきたので、この考えをこういう場で発信する事も、何か良い方向に向かえばと思いました

楽しかった『裏』には周りの努力があった事を忘れずにいたい

それはやっぱりスタッフへの『感謝』だし、オレも大人なのだから義理ばかり作っていないで、参加しながら返せる方法を考えていきたいと思う

 

スタッフの方、今年もご苦労様でした

オレとヨメはスゲー楽しかったです

ありがとうございました

 

 

 

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