昨日いただいたメールの紹介をします
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高知の旅、おつかれさまでした。
報告ブログを読み進めるたび、ナニやってんの? 渡辺夫婦は…、と 苦笑してました。
そして、それは誠実な旅だったのですね。
お互いの絆を深める…
偶然 同席した東京三人娘へ、土地ならではの肴と酒。
彼女たちは 感激したのなら、いつか誰かに、同じように振る舞うでしょう。嬉
…ステキな番外編でした。
ただ、高知へ今度行くときは、お忍びでいかが?
市場の外に 渡辺夫婦を待ってる人、味、風が吹いてますよ~
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ありがとうございました
彼女たちに良い思い出を残したのなら、やはり正しい選択だったのでしょうね
実際帰ってきた今でも『もったいない事をした』ではなくて、忘れてしまったぐらいの事なので、きっと『金は天下の回りもの』なのです(笑)
そしておっしゃるとおり、今度は誰にも知らさずにコッソリ行こうかともヨメと話していました(笑)
的を得たご感想をありがとうございました
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三日目に○岡さんとマーコさんと呑んでいた時の事だ
岐阜から来たという59歳の母と49歳の娘、どちらもそんな年齢にはとても見えない、美人の親子と一緒に呑んでいた
○岡さんとマーコさんがお互いのカッコを「ダサイ」と言い合っていて、二人にしてみるとオレはセンスが良いらしく、オレに「お前はどう思う?」「お前なら解るだろう?」とお互い猛アピールをしてくるのを当たり障り無く相手をしていた(二人とも69歳なのに…)
東京で居酒屋を経営する○岡さんは高そうなロレックス、アメリカの3万ぐらいするブランドのシャツにリーバイスのジーンズで、靴もアメリカの高そうなブランドのスニーカーだった
マーコさんはどれもノーブランドだけれど白いシャツにピンクのタンクトップに白いハーフパンツ(69歳なのに)、白いスニーカーの靴ひもはタンクトップに合わせてピンクという懲りようで、腕時計もシャツやパンツに合わせてスウォッチのような白のビニールの時計をチョイスしてきているのだが、○岡さんには「何だその安物の時計は?お前この時計がいくらか知ってるのか?」とバカにされていた
「どっちがアリか?」を迫られた美人の親子は二人してマーコさんのスタイルを評価した訳で、すっかり気を良くしたマーコさんは近づき過ぎるから離れようと距離をとる美人親子が、イスの反対側に落っこちてしまうのでは?というぐらい接近して喜んだ
『このままでは美人親子が危険』と判断したオレは席を移動し、マーコさんと美人親子の間に割って入って座る事にしたのだが、この時美人親子の娘の方がオレのカッコに興味を持った
実はジュエリー関係の仕事をしているという娘さんは、職業柄相手の身につけている物やカッコをよくチェックしてしまうのだと言う
オレの方は別に、聞かれれば言うが自分からはハーレーに乗ってるだのマンガを描いてるだのを言わないので、見た目はただのチャラチャラしたロン毛の酔っ払いである
そんなヤツに「お洒落な指輪をしてますね」とか「お兄さんの時計もロレックスじゃないんですか?」と聞いてくる訳なのだが、オレが身につけている物には値段より重要な価値を持つ『意味』がある
カレッジリングは自分が乗るハーレーと同じ生まれた年である1973年製で、石は生まれた月の誕生石(7月生まれなのでルビー)が入っている
10K製で確か7〜8万ぐらいだったが、当然ヴィンテージで何より誕生年と誕生月が一致する物がなかなか見つからず、10年以上探してやっと買ったものだ
ロレックスはヨメさんが結婚する前に買ってくれた物で、これも同じく1973年製
時刻は全然正確じゃないし傷だらけだが結婚してからもずっと大切にしているし、自動巻なので腕にしていないと止まってしまう為、実はこの時計だけは毎日寝る時も、ガレージでひたすらマンガを描いている時にも身につけている
結婚指輪には2羽のツバメが入っていて『元の場所に帰ってくるツバメの特性』をモチーフにしていて、バイクで移動する生活が多いオレたちに『いつも無事帰って来れますように』の願いが込められている
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これはネックレスにも同じツバメが入れてあるし、ハートなのは自分でデザインしたハーレーのタンクと同じだからだ
そして反対側の薬指にはヨメさんのイニシャルが入った指輪をしているし、ヨメさんは逆にオレのイニシャルが入った指輪をしている
ブレスレットはバイクのチェーンをモチーフにした物
そして反対側はオーダーで作った1点モノで、こっちにもハートと結婚指輪やネックレスと同じツバメが入れてある
普段はこれだけだがバイクに乗る時だけは、家で待つ2匹のネコの『ロク』と『ロサ』の名前が入ったドッグタグをしている(笛はバイクで走行中でも聞こえるぐらいうるさい『ヴァズリクソンズ』のヴィンテージホイッスルだ)
聞かれたから答えただけだけれど、これだけの引き出しだったとは…で○岡さんからマーコさんまで口をあんぐりポカーン状態で、娘さんだけは「メモを持ってくればよかった!」とオレのこだわりに大興奮だった(特にツバメの意味には衝撃を受けたようだ)
『価値』なんてその人その人が決めればいい
○岡さんのロレックスなんて、オレのロレックスがいくつ買えるのかわからないぐらいケタも違うだろう
でもオレにはこの傷だらけのポンコツロレックスの方が重要で遥かに『価値』がある物なのだ
別に自慢するつもりじゃなかったけれど、シーンとなったのを見てちょっと嬉しかった(笑)
もし仮に「なんだそんなもの」と言わたとしても何とも思わないし、それは自己満足だからである
それはハーレーと同じで、自分の好みにイジッたハーレーが何と言われようと関係なくて、でも、褒められると嬉しい
人間って面倒くさい(笑)
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