ほとんどが巻き込まれるからなのだが、オレは首を突っ込む事が多い

パッと浮かぶ過去をちょっと並べてみるのだが

 

・夜、自宅アパート近くで酔っ払った若い女性が泥酔して倒れている

会社帰りに自宅アパート近くの道路で、20代くらいの女性が酔っ払って倒れていて「大丈夫ですか?」と声をかけたら驚いて起き「大丈夫です」と言われた。起きたのでそれ以上は関わらず自宅に帰ったが、1時間後くらいに心配になってもう一度見に戻った。やはり既に居なかったので帰ったのだと思う

 

・夜の駅前で泣き崩れている女性

これも会社帰り、人が溢れる駅前の雑踏の中、座り込んで動かない女性がいた。みんなが余りにも気にも止めない姿に(冷たいなぁ…東京砂漠か!)と思って「あの〜…、大丈夫ですか?」と声をかけたら、女性の髪の毛で見えなかったのだが座り込んで泣きながら携帯で電話をしており、泣きはらした目で睨まれてビックリした。「失礼しました」と帰ってきたが、何があったのだろうか

 

・駅で喧嘩

夜の地下鉄の駅で人身事故に直面した。電車が止まり、駅員が慌ただしく動いていたりとちょっと異様な光景の中で、酔っ払った男が別の酔っぱらいの男に「笑っているのが不謹慎だ」「笑ってなんかない」と揉め出して喧嘩が始まり、たまたまシラフでいたオレが止めた

 

・コンビニ前で倒れている女性

会社帰りに自宅に向かう途中のコンビニの前で、自転車を投げ出して道路で寝ている30代くらいの女性がいた。ライブの帰りだと言っていたが、つけていたウィッグやバッグはスッ飛び、服ははだけて呂律が回らないほど酔っていた。自転車を起こし、バッグを拾ってやったりとしていると、自転車に乗った別のオバちゃんに事情を聞かれ、オレもたまたま通りがかっただけでどうしたものかと相談していた。その間も酔っ払った女性がコンビニから勝手に商品を持って来たりするのを店員に謝って戻したりしていて、面倒臭いから警察を呼んじゃおうかと思ったぐらいだったのだが、聞いた住所がまるで逆方向でオバちゃんと同じ方角だという事で、オバちゃんが途中まで連れて帰る事になった。だが、その女性はもはや自転車に乗れる状態ではなく、オレも付き合って今来た道を戻り、自転車を押して一緒に行く事になった。「行く前にせめてヨメに電話して事情を話したい」と電話したオレに、「何か勘違いされたら困るから」とオバちゃんが言い出し、途中で電話を代わって「怪しい者じゃない」と説明し始めた。ヨメはいきなりで全くチンプンカンプンだったらしい

スポンサーリンク

 

・横断歩道で転ぶ女性

ヨメと信号を渡ろうとした時に、前を歩いていた20代くらいの若い女性が転んだ。歩行者信号が点滅し始めていたので、放り出したバッグを拾ってやり、肩を貸してとりあえず渡らせてから座れる場所を探し、大した怪我ではなさそうだったので少し休む様に座らせて来た

 

この他にも以前話した家の前で転んで救急車を待っているお婆ちゃんを休ませたり、盗撮しているスーツ姿の小太りの男が若い女性を駅から出てもずっと後ろからつけて歩いている姿を見て、オレもその更に後を尾行したり(この時女性はずっとイヤホンをしていて気がつかず、途中で男が曲がった所で女性を追いかけで事実を伝えた)と、まぁ、色々巻き込まれてきた

ヨメは、何の躊躇いもなく瞬時に行動するオレをスゴイと尊敬しているらしいが、心配でもあると言う

実際オレも考えて行動していないので(盗撮犯を尾行した時は結構考えたのだが)、スゴイと言われても狙ってやった訳じゃないし、心配も何もないと思っていたのだが、最近は物騒な事件も多く、その事を心配しているのだ

以前ヨメと夜歩いて帰る途中で、オレたちを追い越したワゴン車と原チャリが道路で止まり、喧嘩を始めた。割り込んだだのアオッただのの理由だと思うが、ワゴンからは運転手が降りてきて、原チャリの若い男と大声で揉め出した。オレは離れた建物にヨメを隠し「お前は出てくるなよ」と念を推して、二人の仲裁に向かった

結果オレが着く前に双方が捨てゼリフを言い合って行ってしまったのだが、ヨメにしてみればそういう事も危ないと言う

最近の物騒な事件を見ると確かにそうで、何も考えずに行動していた事が逆に裏目になり兼ねないとも思う

少し前に新幹線の中で巻き込まれた被害者の方がいたが、自分がその場に居たらどうしたろうか?と思うとあながち他人事ではない

誰かが止めた方が良いのでは?と単純に思っているだけで、死にたい訳じゃない

しかもその事件で言うなら仮に皆で止めたとして、それなら『未遂』として処理される訳でもある訳で、すぐ出て来れるし逆恨みだってされ兼ねない

じゃあ見て見ぬフリをしろって事?にもなる訳で、考えずに行動できていた事が、ブレーキをかける方で考えなきゃならない訳だ

何とも矛盾に感じるし、住みづらい世の中になってきていると思う

 

 

スポンサーリンク