この前、バイブズの独立記念キャンプに行ったのですが、しばらくぶりにロナウドと二人だけで走りました

待ち合わせて合流してから、しばらくはロナウドが先頭を走ったのですが、「コイツ、やっぱりさすがだな」と感心しました

オレもロナウドも、右側にだけミラーがついているのですが、必ずオレの左前を走るのです

要は、オレが後ろの視界に入る位置をキープして走っている訳で、後ろがちゃんとついてきているか?信号とかで切れてしまっていないか?を確認できる状態を常に考えて走っているのです

集団で走るって、以外と難しくて、その台数が多ければ多い程、先頭を走る人は本当に大変です

以前Vラリーに参加したとき、伊豆半島をみんなで一周しました

当時、元編集長の植村さんが先頭を走っていたのですが、休憩をした後に出発となった時に、みんなバイクに跨がっているけれど、全員がもう走れる状態なのか、まだ準備ができていない人が居るから待った方がいいのかが台数が多いと解らない

その間当然普通の車はどんどん来るし、この隙を狙ってみんなを安全にスタートさせて、かつ隊列がなるべく途切れないように出発するって、すっごく難しいのです

これが正解と決められないし、あくまで自分の考え方ですが、そこはもう出れる人から出て、植村さんより先に行ってハジに寄って停まって待つ(…が、正解だと思っている)

植村さんの視界から少しでも台数を減らして(=前に出て待つ)、確認し易い状態でスタートしてもらってから一度自分を追い抜いてもらい、自分も隊列に加わる(…が、正解だと思います)

多分、先頭を走った事がある人は、その気持ちが解りやすいのかも知れないけれど、昔ロナウドたちを連れて走りに行く時、当時高校生だったロナウド達は、高速なんか走った事もないようなぐらいで、よく先頭をオレが走って、アレックスがケツ持ちで、ロナウド達を真ん中に挟んで走るのが基本的なスタイルでした

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だから先頭を走るオレは、信号でも歩行者用の信号を見て走るし、それが点滅しだす(黄色になりやすい状態)段階で後ろを見て全員が途切れる事なく交差点を越えられるか?を判断しました

厳しそうなら後ろに対して手をあげて、自分がこれ以上進まず「止まる気でいる」事を伝えるし、そうする事によって最後尾の連中が無理に越えようと加速する必要がない事を伝えたのです

何年経ってから、独り立ち(?)したロナウド達が「今日はオレが先頭を行くからいい」と言ってきてくれるようになって、渋滞の時なんかのすり抜を含めて、先頭を走り続けてきた自分の負担が減りました

でもそのスタイルで走ってきたのを見てきたせいか、細かく教えずともみんなが同じように後ろを気にして走れるチームになったので、集団で走る際に出てきやすいストレスをほとんど感じる事なく快適に走れるようになりました

この前ロナウドと2人で走っていて、東名に入ってからは自分が先頭を走ったのですが、前をトラックが走っていて、視界が邪魔なので車線を変更しようとする、その気配を読んで、後ろを走っているロナウドが先に車線変更しているので、オレは安全に移動できる

それを当たり前のようにやってのけるロナウドを見て、偉いというか、さすがというか、乗ってきた『長さ』みたいなものを感じました

あくまで自分の考えなのを繰り返しておきますが、集団で走る事は自分以外の相手を思いやる事であり、走行中に会話ができなくてもその疏通はできるし、伝わる事は気持ち良くもあります

以前、多分オレよりも長く乗っているであろう仲の良い人と話した時に「一緒に走るなら走るでそれに合わせられる。でも、もう今は1人の方が気楽だから、約束はしない」と言っていて、オレもまさにその通りだなと思いました

散々みんなと走ってきて、1人で四国一周したりもして、最近はヨメさんと2ケツで走っていて、今さら特に集団で走りたいといった欲求はないし、乗りたければ1人で乗る

でもそういう場面に出くわした時には、それはそれで周りを考えながら走れる

そういう時期を越えて、で、今なお1人で乗っている人ってきっと以外と多くて、でも実は達人で、すそういう人達だけで集まって走ったら、すごくスムーズにストレスなく快適に走れるんだろうなと思いました

そしてきっとそれは走る事以外でも役に立つ、相手の事を考える事につながっているのかも知れません

到着してからは散々だった『食べ物の王様』だったけど、久しぶりに一緒に走って、大事な事を気づかされました

 

 

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