たまにはお前も書いてみろというので
思うことを書いてみようと思います。

私の旦那さんである渡辺シゲアキという男は
どうも私の人生には存在しなかった類の人間なようで、
付き合った当初から今に至るまで驚かされることの連続です。
(職場で出会った時は猫を被っていたからなのか、ごく普通の人に見えていたものだが。。。)
数え上げたらきりがない。

渡辺シゲアキ
1973年丑年生まれ

ヨメ
1973年丑年生まれ

●古着との和解

田舎出身の私にとっては
ピカピカの「新品」というものにこそ価値があった。
ブランド物というものは多少高くても仕方ないし
品質だって間違いないのだろうと思っていた。
「古着」=「お古」「お下がり」という認識で、
まったく興味がなく逆に貧乏くさい恥ずかしいものだとすら思っていたほど。

ところがウチの旦那さんと一緒になって以来
その価値観が崩壊することになる。
今ではほどんど新品を買わなくなってしまったくらいに。

最初はただ、デート途中の付き合いで古着屋さんに入るだけだった。
旦那さんの出かける先には必ずと言っていいほど古着屋が存在していた。
「ざっと見て良い?」
「いーよー」
私はただなんとなく服を眺めるだけ、旦那さんはせっせと店の端から端まで見て回り自分の服だけでなく私の服も選んでは私に合わせて勧めた。
値段も手頃だったし言われるがままに買っているうちに
だんだん気づいてきてしまった。

この人、ブランドもメーカーもバラバラなこの膨大な服の山から
「品質」と「価値」を目利きしているのだと。

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生地、縫製、形をチェックしてそれに見合う値段であれば買う。
無駄に高いと判断すれば買わない。
ブランドといっても全て質が良いとは限らず知識と経験が頼り。
生地やパーツなどの材料についてもホントよく知っている(^_^;)
こういうのって皆にとって当たり前のことなんだろうか??
物そのものの価値を自分で判断するなんて、
それまでの私はしたことがなかった。

さらには
「ピカピカの新品」は着慣れていない感があってカッコ悪い、
経年変化で味が出たものはカッコいいのだと。
———えええ!
私のように「頑張って買った憧れブランド」を汚れたら終わりだ!くらいに大事に大事に、でも誇らしげに使うなんてもっともダサい。。。( ̄◇ ̄;)
安い流行りの新作で全身まとめたスタイル。来シーズン着れない服なんて全くのお金の無駄。。。( ̄◇ ̄;)( ̄◇ ̄;)
———そう….かな?

すべてはバランス、着こなし。
ブランドも値段も関係なくバランスが取れたファッションなら
信じられない安い値段でも褒められるスタイルになるんだよ、と。
(実際、旦那さんが選んだ服を着ているといろんな人によく褒められる)

私のそれまでの価値観はガラガラと崩れ、完全に見方が変わってしまった。
確かに今までの私の服選びは手抜きでダサかったかもしれない。

古着屋にはありとあらゆる服が混沌としていて全ては買い手次第。
出会いと発見の宝探しのような世界がある。
だから面白いのだなと思えるようになってきた。

「形がダサい」「色がイマイチ」「ナシだな」「それいつ着るの?」などなどダメ出しをされることが多いが、
最近は「いいじゃん」と言われることも増えてきた?かもしれない。

*ダンナの感想*

ヨメさんに書かせてみたらどんな事を書くのかと思い、あえて『お題』も出さずにお任せで頼んで直しも入れませんでした

毎日色んな事を発信しているオレと一緒に暮らしている『ヨメさん目線』で、どんな事を感じているのかオレも初めて解ったし、ちょっと新しい視線でもあって新鮮で面白かったですが、皆さんはいかがだったでしょうか(笑)

マンガ『ザ・ワイルドマン』に描くような社会不適合者な人たちの、その相方さんの多くは、ヨメさんと似たような感想を持っているのかも知れません(笑)

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