今週発売されたバイブズ4月号のワイルドマンはご覧頂けただろうか?

最近増えている『あおり運転』を題材に過去に起きた事件を描いてみたのだが、自分としては『面白かったんだけどな』の思い出である

気づいた方もいただろうが、今回『背景』となるバックにスピードを表す『集中線』が多かった

新しく買ったiPadで描こうと思っている別マンガで使うソフトには、この集中線も手軽でワンタッチで描けるらしいが、いかんせんオレが使っているソフトではそういった機能がない為に、1本1本引いていて、地味に苦労した回でもある

その上さらにスピード感というか躍動感を持たせるために、実はほとんどのコマを傾斜して左斜めや右斜めといったようにわざと傾かせて描いていて、バイクの車体や道路を見ると水平になっていないのが解ると思う

ドーンと大きく1コマ使えればインパクトのある絵が描けるのだが、2ページ完結でオチまで持っていく為に、読者が少しでも緊迫感を感じながらテンポよく進めればと思ったのだが、さて、いかがだろう(ヨメさんは気がつかなかった:汗)

もうひとつ気になったのがクレームで、こちらが伝えたい面白さよりも、物騒なケンカマンガになって、最後はどっちが悪いんだか解らないようなオチではマズイと思っていた

まぁマンガなので大半の方は笑って許してくれそうだが、万が一にもバイブズ編集部にそんな迷惑をかけたくないし、それはオレの描き方ひとつでも変わってくるわけで、自分なりに気を使って描いたつもりである

例えば、車のドライバーを解りやすく『悪モノ』に描く事、状況が解っていないジョニー、突然割り込まれたブルとロナウドがビックリした様子を描く事で、『被害者』の側である立場をハッキリさせることや

あくまで怒っているのはブルのみで、なるべく3 VS 1での構図にならないように気をつけた

クレームなんておそらく誰も望んでいないだろうし、描く側にしてみても「本質はソコじゃないんだけどな…」になってしまい兼ねないので結構気を使っている

今週公開した先月号のバイブズでの1コマだが、ダニエルが壊れたジッパーを復活させる為にお店のハンドクリームを使ってジッパーの滑りをよくするのだが、このカットのハンドクリームにも『サンプル品』の一言があるか・ないか次第で「お店の商品に何やってんだ」になり兼ねない

これはセリフにも同じことが言えて、描いているオレ自身が馴染みあるのは『ジッパー』だが、調べるとジッパーはデニム等の『ジーンズ』に使われているチャックから進化した言葉のようで、一般的にはこの場合『チャック』が正解らしい

なので作中では『チャック』として言葉を使っているし、まぁ、そこまでうるさくはないかも知れないのだがなるべく気をつかうようにしている

ちなみに、今週公開したこのチャックのネタは98話だが、99話でハックが携帯カイロの予備を切らすネタと続けて描いて、どちらも同じオチで終わらせて『ひと笑い』作りたかった

なので間をあけずに続けて描きたかったのだが、どちらをバイブズ誌面版に持っていくかで迷い、ダニエルのチャックネタの方がありがちながら面白いだろうと判断した(ちなみに一見同じに見えるがハックの骨格の方がアゴをデカく描いている:笑)

こうしてタネを明かすとまた違った視点から楽しんで頂けるのでは?と思う

現在製作中の次号分102話は、ザ・ワイルドマンでは少なく珍しい色恋ネタを考えていて、男性読者が喜ぶような美女を描こうと思っている

これももちろん実話で、あながち誰にでも起こりうる話なので、夢(?)を持って頂ければと思うし、乞うご期待である