近所でずっと通っていたラーメン屋さんが閉店する事になった

閉店と言っても建物が古くなったので取り壊し、小さめのマンションだかに建て直した一年後に、その建物1階に戻ってくるのだという

それならまぁ、よかったじゃんというわけだが、閉店する前に行っておこうとヨメさんと食べに行った

最初こそそこまで混雑してなかったが、呑んでるうちに混んできて満席になった

この店は最近ビール1杯、焼酎1杯で居座るタチの悪い常連客がいて、その連中たちが我がもの顔で長話をするので普通のラーメンを食べにきたお客さんが入れなかったり、注文できなかったりする

この日もやっぱり満席で入れないのに奥まで入ってきて、生ビールの樽を引っ張りだしてそれに座って常連同士で話して盛り上がっているものだから、奥のトイレに行くにも通れないような状況だった

おいおい、なんだよこりゃ……と思ったが、そこまで混雑しているので店員さんはてんてこ舞いで注意するどころじゃなく、オレたちが注文しても来ていないメニューがあったので聞いてみると、まだ作ってないのと言うのでそれならもう帰るからキャンセルしてくれと言った

いつものようにヨメさんに会計をさせている間に食べ終えた皿やコップを片づけてテーブルを拭いていると、酔っ払った常連客が「なんだよこの店は自分で片づけるのか?」と言ってきたので「常連は自分で片づけるし、他の客に迷惑になるような、そんなトコには座らねーんだよ」と言ってやった

 

別の日に、お気に入りの居酒屋に行った

そこは二階の二人だけでやっている小さい店で、料理も美味しく良心的な値段でありながら、二階という条件からかあまり人が入らない、いつも空いている穴場的なお店だった

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が、この日は開店時間からいくらもしない時間だったのにも関わらず、ほぼ満席状態で、オレたちは運良くいつも座るカウンターに座れた

ビールのお替わりを頼んでもなかなか来ないような状況で、「ビールまだなんですけど…」っていう前に、目の前で店員さんがてんてこ舞いでドタバタしている姿を見ているだけに、声もかけれずにただただ待つ事しかできず、ヨメさんと「ココもいよいよ人気店になっちゃって来づらくなりそうだな」と話していた

そんな中、オレの隣りの席で独りで来ている女の客がいて、30歳〜40歳ぐらいの常連客であろうその女が、忙しそうなマスターにイチイチ話しかける

「今日映画3本も観て来ちゃったんですよ」とか「◯◯がスゴかったんですけど観ました?」とか…

マスターも冷たくするわけにもいかず、何とか返事をしているのだが、隣りで聞いていて「お前さぁ、今そういう状況か? 少しは空気読めよ」と何度も言いそうになった(笑)

結果言わなかったのだが、直感が働いて『コイツはヤベー奴だ』と思い、ブレーキがかかった(笑)

ボーダーのロンT1枚で独りで呑みに来て、ずっと携帯ゲームをしながら呑んで、誰が見たって忙しそうなマスターに独りで映画を3本観て来たって自慢してるこういうタイプは、『逆上型』か『逆恨み型』じゃないけれど、何をされるか解らない、コイツは関わらない方がいいだろうなと思ったのだ(笑)

男のオレはどうにでもなるとしても、後をつけられたりしてヨメに嫌がらせでもされたらタマランなというわけだ

結局1時間ぐらいで帰って行ったのでよかったが、ヒイキのお店というのもなかなか難しいものである

オレたちが帰る時にマスターが店の外まで出て来て「今日はバタバタしちゃってスイマセンでした」と謝りにきたのでマスターも感じていたのかも知れない

オレはオレで、ヨメさんがマスターに会計を済ませている間に奥の厨房で調理しているもう1人の店員さんに「今日のパスタ、美味かったです。ご馳走さまでした」と一言だけ声をかけて出ていた

「ありがとうございます!」と言われたが、『美味しかった』や『ありがとう』と言われて嫌な気持ちになる人はいない。だからオレはなるべく言おうと思っている

そりゃお店との関係だって良くなるし、コッチも行きやすくなるのだが、行きやすくなるとまたこういう問題が出てきたりするわけで……なかなか難しいですな(汗)

 

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