まだ未掲載分の製作にも追われている時期の話であるが、再び出尻(ケツ)して困っていた

数年前ほどの痛みはないのだが、長引いて違う病気だったら困るので病院に行く事にした

以前ブログでこの桃事件を取り上げた時に大反響(?)を呼んだが、今回は前回を教訓にして女性しかいない病院は避け、もっと設備の整った専門病院に行った

診断結果は中で切れて出血しているとの事で、これはもらった薬で翌日にはケロッと治ったのだが、「一度検査をしてみましょう」と言われた

その方法は内視鏡を桃から入れて中を調べる検査らしく、普段ならば断固拒否するところではあるのだが、今回は受けてみる事にした

実は日本人の死因で多い大腸がんは、早期に発見できれば治る病気らしい

それと、まだ会社勤めだった頃に大腸ポリープができ易いという上司がいて、4つも5つもあったという話を聞いた事があって、自分にも1つぐらいあってもおかしくないだろうと思っていたし、住んでいる地域で無料で受けられる大腸がん検診だけは、ずっとスルーして受けてこなかったのだ

実は胃カメラという内視鏡すら受けた事がないのだが、かくしてオレの桃プロジェクトが始まり、まぁ、オレみたいに受けていない人には参考になるかも知れないと思い、今回記録に残しておく事にした(身を削って)

まず最初のハードルは『病院に行くこと』から始まるのだが、この通院にもそこそこの度胸が必要になり、オレの場合は歩いて行くには遠い場所にあるこの病院に、ナニを使って行くかの所から迷った

大きく『肛門科』と書かれた病院前に、オレの真っ赤な『マイマリア号』なんて停めたくないし、ファイヤーパターンの『風乗りジョニー号』だってNGだ

きっと通りすがりの若者に格好のインスタ映えスポットとして写真に収められ、拡散されそうな気がする

そんなわけで渋々ローチャリで通院したが、できれば少しでも目立たない乗り物で行きたかったし、オレはその『目立たない』一切の物を持っていない事に気がついたぐらい、無駄に主張する物ばかりに囲まれて生活していた

検査の日まで大した制約はないのだが、検査前日だけは3色全て一切具が入っていないお粥かうどんである

具は小さいネギすらダメとの事で、昼にはヨメさんにお粥を作ってもらったが、全く味もせずあまりにわびしかったので醤油と出汁で味つけしたぐらいだった

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検査当日は老若男女問わず(外人さんもいた)同じ目的の桃レンジャーたち10人ほどが1つの部屋に集められ、専用の液体の薬を飲む

コップ1杯の梅のような味がする薬を10分かけて6杯、計60分かけて飲み、その経過を記入しながらトイレに行って出すを繰り返す

男性用トイレもそれ専用なのか、個室しかないトイレが6つぐらい並び、トイレの扉には『ここまでの便が出たら看護婦を呼んで見せて下さい』と丁寧に写真まで貼られている

トイレに行く度にこの写真を観るので相当メゲるが、トドメには看護婦を呼んで「こんなん出ましたけど」と公開しなければならない

オレは桃隊長だけあって早くクリアできたが、それでも6杯の薬の先にコップで水を3杯、また薬を2杯に水を2杯、薬1杯に水を1杯と、合計すると15杯もの量を飲まされた

ただ、看護婦さんからOKが出ない限りこの宴(?)は続けなければならないわけで、飲んでるのに出ないなんて体質の桃レンジャーもたくさんいたし、立ち上がって身体を動かしストレッチしてたりと大変そうだった

中でも女性は厳しいようで、桃オバちゃんたちで「あんた何回目?」なんてやりとりを何度も見た

オレはヨメさんが一緒だったので(優しいヨメさんや)ヨメが待つ待合室へチョイチョイ顔を出しに行っていたが、クリアできた人はいよいよ検査着に着替えなければならない

その検査着が布のような紙でできた専用の検査着で、着たまま内視鏡を入れられるように桃部分だけがくり抜かれてムキ出しなのである

それに着替えてヨメさんたち一般人がいる待合室で待機なんて言うものだからさすがにビックリして、看護婦に食い下がろうかと本気で思ったぐらいだが、実は上着が膝ぐらいまで隠れる長さがあって、桃が丸出しでもちゃんと見えない造りになっていた

それから点滴と鎮痛剤を打たれ、専用の部屋で横向きで寝かせられて内視鏡を入れられるのだが、鎮痛剤のせいか始め少し痛いぐらいで後は全く何も感じなかった

それこそ点滴の注射の方が痛かったぐらいで、長い内視鏡を腸の中に入れられたなんて感覚は全くなかった

時間も15分〜20分程度と短く、この検査に辿り着くまでが大変だけど、検査自体は短く簡単だった

で、結果は「キレイだし、何も問題ありません」

あぁ、よかった……

これを読んで笑った人、『明日は我が身』ですぞ(この時言われたがポリープに関しては男性で50%、女性で30%と、全然珍しくない病気らしい)

これから受けようか考えている人は、参考にしてみて下さい

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