以前から考えていたのですが、実体験を元に描いている『ザ・ワイルドマン』ではあるものの、今後描けるか解らないなという元ネタがいくつかありまして…

例えば、オレが一番最初に行った『四国一周ひとり旅』では、9日間にかけて東京から四国を一周して帰って来るものの、かなりのロングストーリーになってしまう為、1つのテーマでそんなに長期に渡って引っ張れるの?という微妙な判断に迷っています

いずれ描ければ描きたいけれど、そこまで連載自体が続くのかも解らないし、原案を小説化したものが、いずれ『ザ・ワイルドマン』として描いたとしても面白いかもなと思いました

その他にガチで血だらけ怪我人続出の事件や、エロを追究した果ての知り合いの体験談など、「面白いんだけどコレは描いてもいいのだろうか…」と迷っていた題材を、『闇ワイルドマン』として別ラインで分けるつもりだった話なんかも含めて、小説として書いてみてもいいかもなと思っています

いずれマンガ化できればネタバレですが、少なくても当面は出てこない話をマンガではなく文章として、日々のブログの合間に不定期で載せていこうと思います

ブログと違って写真とかは少なくなると思いますが、できればマンガ化したいぐらいの原案なので、それはそれで面白いと思うのですが、さてどうなる事やら……

 

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長年乗り続けてきたハーレーが、ちょっとした事故に遭って修理と改造のタイミングが重なっていた。どうせブルが働くバイク屋にしばらく預ける事になるのなら、自分の蓄えも足して他にやりたかったカスタムも一緒にやってしまおうというわけだ

春前に預けていて、納期は夏休み前まで

ここまで猛暑ではなかった当時は、まだまだ夏休みの楽しみは大きくて、せっかくの夏にバイクに乗れないなんてやっぱり考えられない

ただ、この頃には仲間たちと仕事や家族との時間の調整が難しくなってきていて、17年間続けてきた伊豆でのキャンプ『UTC』もいよいよ継続する事が難しくなっていた

思えばバイクに乗り始めてからずっと、仲間たちと過ごしてきたオレには、バイクでひとり旅をした経験がない

「さっきの車がマジでムカつくから追いかけようゼ」としょっちゅう制御装置が壊れるビッチや、「次に休憩に寄る所では何が美味しいのかな」と食べものの事ばかり考えているロナウド、「ホントに目が合ってオレを見てたんだって」と車中の女性ばかりを追って集中しないダニエルたちと、退屈しないハーレー生活を送ってきたが、オレ自身が一番最初に憧れたハーレー像は、広大なアメリカの大地を荷物を積んで1人で旅を続けている、そんな『自由』を見たからであって、でも現実には今までそんな体験をした事は一度もない、このままでいいのだろうか?と思っていた

もちろん単独でバイクに乗って出かける事は珍しくないし、それが泊まりであったりする時だってある

ただ、実家だったり、せいぜいがすっかり仲良くなった静岡の沼津の知り合いの所ぐらいで、行けば皆が迎えてくれる、それはもう『知った仲』の所へ行くからであり、未だ行った事のない、未知なる場所へ独りで飛び込むような事は未経験だった

「今年の夏休みは人生初のひとり旅に行ってみようかな…」ハーレーの納車のタイミングと、仲間たちとの生活環境のズレの時期が重なって、そんな事を真剣に考え始めていた

でも実際どうなんだろうか、やっぱり寂しかったり、つまらなかったりするのかな…女性ほど危険はないのだろうが、やっぱり合う・合わないがあるのだろうし、自分には合わない気もする…っていうか、そもそもドコに行こう?

時期が夏なら北上なんてあり得ない、やはり南下して行くべきだろう

知り合いの多い沼津がある静岡より先へ、行けるところまで行ってみようか……

そんな事を考えている中で、高校生の時に起きた『ある事件』を思い出した

「……そうだ、四国へ行こう」

 

つづく*****