朝起きてみると、昨日の夜の強風は嘘のようにおさまって穏やかだった

が、隣りのアパレルのテントは今にも倒れそうなぐらい変形していて、頑丈なスチールパイプですらここまで追いつめた自然の力を思い知らされた(お店の人は他で泊まっているらしく、周りを固めて夜には引き上げていた)

これ…マジなヤツじゃん……の状態で、最悪は風で飛ばされる、TVのニュースなんかで観る光景になり兼ねなかったというわけだ(ホントに危ないって)

結局テントを張ったままだから風の影響をモロに受け続けてしまう訳で、風上はテントがめくれ上がってしまいそこから風が入ってしまっていた

多分一度風が入る入り口ができてしまうとそこからは風が吹き込み続けるわけで、限界がきた時にパラシュートのように飛んでいくのだろう

頑丈なスチールパイプで、重たいし設置も大変なだけにテントを畳むのも一苦労なんだと思う

中に商品を入れたままにしていたので畳めなかった理由もあるのだろうけど、大惨事にならなくてよかった

オレたちのテントは外して低く下げてしまった為に無事だったけれど、改めて勉強になった(外したテントはそのままバイクカバーに使った)

お店を元の状態に戻し始めた時に、新潟から来たというヨネヤマさんが「ボクも無職です!」とTシャツを買いにきてくれた(どんな挨拶だ:笑)

新潟から…オレもあちこち走り回っているだけに、その遠さも解る(汗)

マンガもブログも観てくれていると言っていたが、ヨネヤマさんは昼頃にもう一度顔を出してくれて「新潟組帰ります!」とお酒をくれた(見づらいかな…シートの上です)

さすが新潟(笑)!

(この日は呑めなかったけどちゃんと持って帰ってきたよ! 今度これを呑んだ感想をブログに載せようと思っています。どうもありがとう、ごちそうさまです!)

今日からはいよいよ雨も風も収まって、ミーティング日和になる予報だ

昨日来れなかった香川県の上○さんも今日こそ来るっていうし、お客さんも続々と入場しはじめていた

最終日は明日だけれど、最終日だと恒例のバイブズミーティング渋滞(周辺がハーレーで溢れ、ガソリンすら入れられない状態)が起きるので、明日は全体写真前に早々に撤収するつもりでいるオレたちは、実質今日が最後という事になる

「昨日の風は大変でしたね」と『ドゥードゥル50』の早川さんが差し入れにお好み焼きを買ってきてくれて(やはり粉モノ強し!)、朝からビールを呑みながら「売れてますか?」と盛り上がった

ウチはマンガの宣伝がてらに参加しているのであんまり商売ッ気がないというか、モノは良い物なので買ってくれればありがたいって感じで、バイブズミーティングなので¥500引きではあるけれど、最初の値段で買ってくれた方に悪いので最終日になろうと値引きは一切しなかった

お店によっては30%オフや50%オフなんてお店も見たけれど、お店側にしてみれば持って帰るのも大変なんだろうなと思う

オレはテントにドカーンとバイクを停めて「ホントに乗ってるヤツが描いてるマンガなんですよ」ってなアピールが目的でもあったのだが、ショーバイクでもない個人のバイクを多くの方が写真に撮っていってくれたし、アパレルでもないのに種類が少ないTシャツもたくさん買って頂いた(バイクはオフ車のように泥だらけで汚くて、オイルラインやフレームには草やら木がいっぱい引っかかっていた。『ココまで乗ってきた感がリアルでいいだろう』と思っていたのだが、そんなに写真を撮ってもらえるなら、もっと綺麗にしてやるべきだった)

香川県から来たキムラさんは二人組で来てくれて、オレが以前酔っ払ってる時に会った事があると言っていたけど覚えてなくてすいません、今度是非一緒に呑みましょう!

横浜から来たというキクさんは今年の独立記念キャンプでもオレとロナウドを見ていたらしい。同年代だけの『74年キャンプ』というのに来て欲しいと誘って頂いたのだが、オレは73年なのでその資格がなく、申し訳ない…ごめんね

神戸から来たという超ネガティブで消極的な旦那さんと、優しい奥さんはマンガは知らないけれどTシャツを気に入って買ってくれた

大阪から来た白ワイルドマンTシャツを買ってくれたメガネくんも、和歌山から来たというチャコールを買ってくれた方もマンガは知らなかったみたい

ゲンさんの様子を見にきたという67歳のナックル乗りは1人で来て、オレのバイクとファラオコートがずいぶん気に入ったようだった(私物です)。でもライブでツイストし過ぎて身体を痛めたと戻ってきたから、多分ゲンさんの助けにはならなかったと思う

旦那さんがヨメと同じ東北出身だという夫婦は、奥さんのテンポがキレキレで夫婦漫才を見ているようだった。オレのヨメを「ロシア系だ♡」と褒めてくれたのはあなたが初めてです(それからはヨメをカヨコチョフと命名してからかっています:笑)

神奈川から来たというロックな夫婦はご主人がバイクで来たとは思えないような完璧なリーゼントで「バキッと決めてるなぁ」と感心したけどトイレの横の芝生で暑さにヘバッてるのを見てオレのテントで涼むように薦めたっけ

兵庫から来たというコはボウズ頭に和服とぞうり姿で、オレと同じ年のショベルを見て「ホントに同じ年のバイクをボクも買おうか迷っている」と言っていたのでオレのバイクに跨がらせたら感激していた。翌日帰りに会場を出てすぐ、同じく帰る所をバッタリ会って短い距離を一緒に走ったけど、実際に動いて走っている姿は、彼にどう映っただろうか…

香川県から来たという上○さんの知り合いは偉い人みたいで、オレのブースでくつろいでいる上○さんに「なんでこんなトコに居るの?」と聞いて上○さんが説明に困ってたみたいだけど、歳も違うし住んでる所もバラバラで説明が難しいよね…すいません、友達なんです

マンガを知っていて「面白いんだって!」と友達2人に薦めてくれていたオッちゃんもありがとう

ざっと思い浮かぶだけ並べてみたけれど、この日だけでも多くの方が来てくれて本当にありがたかった

隣りのゲンさんのお店も順調そうで、店の半分のスペースを貸してもらったオレとしても一安心

それでも「よかったですね」と声をかけると「まだまだです」と言う

ゲンさんは休憩も食事もとらずに立ちっぱなしでずっと頑張っていて、聞くと以前出店したイベントでは2枚しか売れなかったそうだ

今回初めてキャンプミーティングに参加するとあって、堂々と会社に帰れるかぐらい気合いを入れてきたのだと言う

なるほどそんな事情があったのかという事で、オレもゲンさんのお店のオリジナルナンバープレートの販売に全力で協力する事にした

堅実な営業を続けるゲンさんの傍らで口八丁手八丁で売り込みながら、オレが思い浮かぶ別の販売方法のプレゼンなんかをゲンさんと話し合った

例えば、

・色違いのプレートに『OPEN』『CLOSE』を入れて両面を貼り合わせ、お店を経営している方に『開店』『閉店』を裏返す事で伝えるボードに活かす使い道として売る

・飲食やアパレル、出店者が乗ってきた車のナンバーの上に貼ったり、フロントガラスに自分の店の『屋号』を入れて、駐車している時に外にアピールする目的として売る(まずゲンさん自身の車でやって見せた方が解りやすいと思う)

・ウエディングボードとして新郎・新婦の名前や年月・日付を入れて記念のプレゼントとして売る

それ以外に見せ方(木にボルトで固定してディスプレイする、革の端切れに貼ってディスプレイする、太いチェーンに吊るしてディスプレイするなど)を浮かぶ限り提案し、『買う側』や『既に持っている人』が、使い道をイメージしやすいパターンのサンプルを作って並べた方が売れるのでは?といった話をした

素人がおせっかいで口を挟んでいるだけなのだが、オレが長くにわたり『無いなら作っちゃえ』的な発想でやってきた色んな工夫が、1つでも役に立てばいいなと、そんな所だ

もはや自分の店は放ったらかしでいかにゲンさんのお店を繁盛させるかで頭を働かせ、向いでやっている電子タバコのキャンペーンに来ているタバコメーカーのブースにも乗り込んで「これからもこういうイベントでキャンペーンをするなら、ゲンさんの所でオリジナルの屋号を作ってもらったプレートを貼った方がウケるはずです」と売り込んだりしていた(笑)

一方で隣りのアパレルの店では初日にも会った衛生班のスタッフのコが来ていて、昨日もこの店を覗いていたコは「値引きしてくんない?」と交渉しに来たけれど渋られて困っていた

救いの目を向けられてオレもこのお店に面識はないのだけれど、「一番偉い人は誰ですか?」と話に加わり、「この人、衛生班で毎年参加して手伝ってくれている人なんです」とフォローした

幸い(?)そのコが来ているTシャツが茶色だったので「こんなに汚れるまでトイレの掃除をいつもしてくれてるんです」なんて笑いを振りながら、結局値下げ交渉を勝ち取ったわけだ

余談だが、その後このコはゲンさんのお店でプレートを注文してくれて、少なくても努力してきたゲンさんや衛生班のコが報われる形になって良かったと思う

かくして実質最終日になるであろうこの日はドタバタの大繁盛で終らせる事ができて、夜遅くまで賑やかだった

実は、二日目にスコップを貸してくれたラーメン屋さんのラーメンが絶品で(オッちゃんに『このラーメン美味しいよ!』と言ったら汗ダクでガッツポーズをしていた)、ゲンさんにも是非食べさせたかったのだが、ゲンさんはいつも立ちっぱなしで差し入れにお好み焼きや焼きそばをあげても冷めてしまうまで接客に追われていて「オレが見てるから食べちゃいなよ」と声をかけてもなかなか食べるヒマもないくらい忙しく、ラーメンなど絶対ノビてしまうのでずっとタイミングを見ていたのだが、この日の最後にそのチャンスが訪れた

みんなで食べた念願(?)のラーメンはやっぱり美味しくて、充実した最終日を終えたのであった

 

(つづく)