ナチュラルスチールワークスの田邊さんが「ギアが1速増えたぐらい」と言う根拠は、セルキットとしてゴッソリ替えて交換前よりも大きくなったフロントのプーリーだという

これによって今まで3速で走っていた場所も2速で充分だし、高速走行での高回転も以前よりも出るらしい

「そういうもんでしょうか…?」と半信半疑で、まぁ、スプロケットと同じでオレの『風乗りジョニー号』はリア側のスプロケットを市販されている中で極小サイズに替え、キャブもFCRに替えた事により、140km巡航で走る事が可能になった

その時こそまさに「ギアが1速増えた!」と驚いたのだが、果たしてフロントのプーリーでそんなに変化するものなのだろうか……

「試しにこの辺を乗ってみて下さい」と言われて試してみたが、まずはセルの軽さとエンジンのかかりの良さに驚いた

「良く回るエボ用のセルにしました」と言うだけあって、確かに軽くてよく回る

「便利だな〜…ラク〜…」なんて素人みたいに感動して、近所を試乗してみたのだが、言われたとおり今まで3速使っていた街中が、2速で充分になっていた

「何? マジか!」とこれにも驚きだ

まるで低速ギアの出足・馬力の比重を全体のギアに割り振り、各ギアでそれぞれ引っ張れるクロスギアの様だ

実はこれまで別に「遅い」とかで物足りなく感じた事はなくて、そこに対して不満があった訳ではなかったので、これは嬉しいサプライズだった

マンガでも描いたが、買った当初はSUキャブで、あの頃メンバーほぼ全員といっていいぐらいみんなSUキャブだった

キャブ感満載のあの出っ張り具合と、始動させる為にテクラーからガスを送る手間、かかりの良さと、限界までアイドリングを落としてもエンジンが止まらない造りにやられてしまっていたのだ

ただ、高回転はどうしても厳しくて、単独で高速とかを走っていると物足りなさを感じてしまう為に、もう10年以上前になるがS&SのEキャブに替えたのであった

その時もまさに「ギアが1速増えた!」の感覚で、SUのままの仲間たちとは1速落として使わないと走れないぐらい、乗り味が変わって驚いた事を覚えている

今回「まさかここにきて更に速くなるとは…」と計算外の出来事に驚いたが、Eキャブに替えてから引っ張れば140〜150kmは出るし、そもそも2ケツしている事が多いのでそんなに出す機会もない

気持ちよくドコドコ感を感じるのには体感的に100km〜110kmぐらいがちょうどいいと思っていた

店に戻ってお礼を言い、他のお客さんも来はじめたので早々に帰る事にした

平日だったのであんまりのんびりしていると、夕方のラッシュにカチ合ってしまい、納車早々からエンジンの熱対策にアタマを悩ませる事になってしまうからだ

が、「昼メシを食いませんか?」と声をかけて頂き、わざわざ店を閉めてお客さんも全員連れて昼メシに連れて行ってもらい、御馳走までしてもらった(ホントごちそうさまでした。美味かったです)

文字通り何から何までお世話になってしまい何度もお礼を言い、来る時は不安でいっぱいの電車から、久しぶりの相棒と天気の良い昼下がりの高速を走った

高速に乗ってから気がついたのだが、いつもはマックス4速を使い切って唸り出すエンジンが、その速度になっても静かで唸らない

「? いつもはこれで充分な体感速度なのに、まだ出るって事?」と、その乗り味の変化に驚いた

しかし、高速に乗って最初のサービスエリアに寄って気がついたのだが、それはまだ3速で、1速使っていなかったのである

これには正直相当ビックリして「ホントに1速増えた!」と思った(笑)

そこから次のサービスエリアまで、4速使い切ってみようと思って追い越し車線を飛ばしてみたが、出るわ出るわ…引っ張ってもエンジンが唸らず、まだ回せるのでどこまで引っ張ったらエンジンが『もう限界』と唸り出すのかが解らない

150km〜160kmでもまだ出そう(というか唸らないので)、でもリジットで半キャップでそのスピードで走り続けていると、自分の方が怖くなって途中で止めた(笑)

納車早々に限界に挑戦してみて大阪に行く前にバイクの調子を悪くしても意味ないし、セルも含めて少しずつ慣れていこうと思う

ナチュラルスチールワークスの田邊さん、伊藤さん、ホントに色々ありがとうございました!

 

そして、ブル、どうもありがとう

(おわり)