夜、いつものようにガレージにこもって独りマンガの製作を進めていると、ヨメが慌てて飛び込んできた
「ゴキブリが出た!」「何!? マジか?」という事で、リビングに行ってみると確かにヤツが…しかも天井にいやがる
天井にいるという事は、殺虫剤を蒔こうものなら自分たちに降りかかってきてしまう……
それどころかヤツが飛んで逃げようものなら空中戦にすらなりかねない
そんな事になったら、もはや我が家はワールドカップで日本代表がコロンビアを倒したぐらいの騒ぎになってしまう
「(……これは非常に慎重かつ的確な対処が要求されるぞ……)」と思い、さて、どうしたものかとヤツを見失わない様に視線をそらさずフル回転で暗殺方法を考えていると、それまでオレロスで冷蔵庫の上で落ち込んでいたロサが、歓喜して鳴き出した
スポンサーリンク
(*写真は以前に撮ったものだが、毎回いつもこんな感じ)
「馬鹿やめろ!ヤツに気づかれるだろ!」と言っても通じる訳もなく、ビービービービー鳴く(汗)
空気を読まずにコッチが泣きたいぐらいだが、オレは集中力を切らさずどの手段で暗殺するかを考える
ヨメはロサがオレの邪魔をしないように何とか静かにさせようと冷蔵庫に走るのだが……
結果『ヨメ』→『ロサ』→『オレ』→『ゴキブリ』といった奇妙な追いかけっこができてしまった
無事駆除できてよかったものの、無意味に疲れた
しかし…以前トンボを救った(?)話をブログでしたが、基本無意味な殺生はしまいと、小さいクモとかバッタとか助けているけれどどうしてもゴキブリだけは助けられない
以前ワイルドマンでも描いたが、続編の夢で見るぐらい苦手である
まだ小学生の頃、友達と夜中の3時とかに待ち合わせて山へクワガタを穫りに行っていた時の事だ
懐中電灯片手に真っ暗の林の中の、クヌギの木を探してはカブトムシやクワガタを捕まえて喜んでいた
木の幹の、すき間に逃げ込んでしまったクワガタを何とか引っ張り出して捕まえようと、落ちている木の枝をねじ込んで苦戦しながらも無事捕獲した
アゴが無いのでクワガタなのでメスのクワガタという事になり「何クワガタのメスだろうか?」と友達と寄り添い合って、懐中電灯の灯りで手元をよく見てみると…
それはクワガタのメスではなく立派なサイズのゴキブリだった
そこからはもう大パニックで、真夜中の山の中にオレと友達との悲鳴が響き渡ったのである
やっぱその時のトラウマかなぁ(笑)
今、思い出してもゾッとするわ
スポンサーリンク