昨日ビッチの家で呑んだ時に、漫画ザ・ワイルドマンに関して様々なご指摘を頂いた

ビッチは何で自分の彼女達がブスばっかりで描かれていて、ジョニーに関係する女の子達はみんな可愛いんだと怒った

面白いからである。以上。

 

そこまでこっちの思惑どおりに乗ってきてもらって申し訳ないぐらいだが、要はメリハリだ

その方が面白いし、でも可愛い子が描けないとも思われない様に、意図して描いている

ロナウドからこれだけは描かないでと懇願されてるネタがいくつかあるが、身内だから度を越したバカも笑えて面白いのであって、読む側にしてみるともはや『引く』レベルの内容では、面白くないし、描くに値しない事もあると思っている

当たり前だけど程度の問題で、実話ベースで描いている以上、それぞれにモデルがいて、下手をすればその家族にまで迷惑が及んでしまう様な話は、さすがに描けない

TPOじゃないけれど、「アハハハ!面白いでしょう?」なんて振り返ってみたら誰もついてきてなかったなんていう様な、ドン引きされる話を描いても仕方ないのだ

自分の事なら構わないので、ジョニーとしての過去の実体験を中心に、さすがに時効だろうという様な話しを厳選して『闇ワイルドマン』をいつか描こうと思ってはいるが、バイブズで同じハーレー乗りに共感を感じて欲しい、少なかったハーレーのしかもチョッパー乗りの様なコアな部分をも含んだジャンルのマンガだけれど、ハーレーとはほど遠い、それこそ女子高生や違う層まで受け入れてもらえる作品にしたいと思って描いている

その裏の支えになるのは、ビッチやロナウド達の様な超・強力な『仲間たち』であって、ハーレーに興味がなかったとしても面白いと感じてもらえる土台みたいなものだと思うのだ

例えば、とにかく余計な事ばかり毒づくサムの隣りにはいつも引き目で観ているマイクがいる

比較的覚えてもらいやすいビッチやロナウドと違って、登場人物全てに『色』を持たせてやる事は結構大変で、でもこれでサムとマイクの役割は活きてくる

多分誰もが知っている有名なサッカー漫画があったが、致命的な弱点があるとすればサッカー自体が11人でやるスポーツなのだ

という事は、11人の登場人物全てに『色』を持たせる必要があり、同じく対戦チームのライバルを中心に、同じく11人=計22人の『色』をつけ、更にそれを読む側に理解してもらう必要が出てくる

結果作品では『選抜チーム』とか各チームのライバル達をつどって、違う地区や海外のチームを相手にしていく方法で進めたが、最低でも計22人を描き分ける事が求められる『描く側』も大変だし、理解してもらう、ついてきてもらう為の『表現力』(ゴチャゴチャにならないように)も非常に難しいと思う

逆に、これも同じく誰もが知っている有名なバスケット漫画が過去にあったが、バスケは1チーム6人なのだ

これは描き分け易ければ読む側も入り易い訳で、有名な作者さんは当時「バスケ漫画なんて」と見向きもされなかったそうだが、ちゃんと理にかなった、誰もが入り込み易い条件をしっかり抑えていたとも言える(この人の場合は、もう画力自体がケタ外れで、サブキャラ含めた一般人まて全ての人相を描き分ける画力は、ただただ尊敬しかないのだが)

 

連載当初すったもんだしたが、ハーレー漫画なのでハーレー全面で推して、ハーレーばかりを描いているとそれ以外のジャンルには響かない漫画になってしまうと思った

だから、あえて国産のバイクを『仲間たち』で改造していって「いつかはハーレー」の夢を叶えていくスタンスで描きたかったのだ

それは物語の『筋肉』となり、「意外と面白いじゃん」なんて感じてくれた人が最初の登場シーンまでさかのぼったとしても、そこでまたより作品の濃さが増すと思った

描き続けて行く事で、それぞれのキャラクターがしっかり立っていき、こちらが訴えたいメッセージ性も入り易くなると思う

登場する仲間たちこそ、それぞれが色んな味を持ったスパイスなのである

 

北海道の地方ローカルから全国で指示される番組まで注目を浴びた有名な番組がある

ディレクターとカメラマンと俳優と、その俳優の事務所の社長の4人だけで延々としょうもない企画を続けて行くその番組は、徹底して俳優1人にだけはその都度行う企画内容を教えないまま挑み続けた

だから、知らされていないまま雪用のスノーブーツを履いて沖縄の方に連れて行かれたり、普通自動車免許しか持っていないので原付しか乗れず、原付を東京で買い与えられて練習しながら北海道まで帰ったり、まさに体当たり的な企画を続けてきたのだ

当初は馬鹿馬鹿しい限りでも、観る側にするとそれはいつか『応援』に変わり、時には涙する番組にまで成長したのである

 

オレたちは企画ではなく、むしろ企画ではとても思いつかない様なピンチをいくつもくぐり抜けてきていて、そこに登場する仲間たちは年齢も住む場所も職業もバラバラで、ただ、仲が良くてハーレーが好きだっただけ

もともと呑み屋でヨメさんを笑わすぐらいの数多い引き出しに使っていたネタの数々だが、紹介でバイブズのトラブルチャンプのコーナーに載る事になり、

「何かエピソードを」と聞かれて、「何かと言われても…『バイク編』『キャンプ編』『ケンカ編』『ウ◯コ編』…スゲーいっぱいあるけど、どうすればいいですか?」と答え、見繕っていくつか話したら大ウケだった

後日そのコーナーの誌面で「久しぶりに超大物が現れた。武者震いが止まらない」と紹介して頂き、「そういうコーナーを担当してたくさん聞いてきた人でも、面白いと感じてくれたんだ」と自分の今までの境遇と、恵まれた(?)仲間たちを題材にして描いてみようと思ったのだ

 

連載当初ブルから「そういう描き方じゃダメだ」とか、色々意見を頂いた

重要な感想でありがたいと思っているが、自分なりにプランを持って描いている

まだまだ途中なので、もうしばらく見守って頂きたい

 

ただ言える事は、思い起こして描いている作品である以上、仲間たちを思い出す時も多いし、感謝しています

 

それでもやっぱりビッチの彼女はこれからもブスだし、「なんでブスばっかりなんだよ!」と伝わっている事が重要なのです