先週、結婚『式』記念日で行ったお店で、ケーキを食べた時の事だ

ステーキ屋さんなのだが、ケーキも美味しくて、ヨメが是非ケーキも食べたいという

オレはもともと甘いのが苦手で、既にハラいっぱいだったのもあっていらなかったのだが、ヨメが「どっちのケーキにしようか迷ってる」というので、「せっかく来たのだから2つ食え。ただオレはもう腹一杯だから、残さず食べろよ」と言った

喜んで1つずつ注文したヨメだが、運ばれてきたのは2つずつだった

正直「1つずつしか注文していません」と言おうか迷ったのだが、結婚『式』記念で来たお店だし、このまま食べる事にした

さすがにヨメ1人で全部は食べれきれないのでオレも食べたのだが、甘過ぎず、甘いのが苦手なオレでも美味しいと感じるぐらい、とても美味しいケーキだった

自宅に帰ってから夜に、家計簿をつけているヨメがレシートを見て「あのケーキ、1つずつしか含まれてないよ」と言った

この時初めてつながったのだが、会計の時に伝票を渡すと、店員がその伝票を持ってレジとは関係無い厨房の奥に行った

それから会計を終えた後にコックの人が出てきてくれたので「このお店をお借りして結婚式の二次会をしました」と言うと「覚えてますよ」と笑顔で言ってくれたのだ

きっとお店の人が覚えていてくれて、オレが甘いものが苦手な事を知らずに、1つずつではなく『オレとヨメが1つずつ』食べれるように、サービスしてくれていたのだ

しかも当日は、お世話になったオーナーさんが居なかったのだが、オーナーさんが居なくても…

 

 

思い返すとこういったお店のご好意を受けている事がオレは結構あって、沼津に行くと必ず行く回転寿司の「まる石」は、もともと違う回転寿司屋が閉店し、居抜き物件で入ったお店だ

なので実際に回っているのは殆どデザートで、板前さんが直接握ってくれて、回転寿司の様に金額ごとに違うお皿に載せて出してくれる画期的なシステムで、明朗会計な店である

そこの金目鯛の炙りが、炙った金目鯛にヒマラヤ岩塩がかけて出す絶品のメニューなのだが、その出会いもヨメさんと二人で隅っこで「美味い、美味い」と喜んでいたら、大将が気を良くしたのか、注文もしてないのに「これも食ってみろ」とサービスで出してくれたのだ

こりゃまた美味い!と喜んでると、更に気を良くした大将が、これも食ってみろ、これも美味いぞと、1つの皿に6貫ぐらいギューギューに色んな寿司を載せて次々と出してくれた

1皿いくらの計算なので、1皿分の金額で、色んな種類のお寿司を「これでもか」というぐらい食べさてくれたのだ

そこからそれが『縁』になって、沼津に行けば必ず行くし、大将にも挨拶している

同じく沼津の『のぎ』という別の店では、1年ぶりぐらいに1度行っただけなのにも関わらず、お店の大将の方から「初めてじゃないですよね?以前来てくれましたよね?」と声をかけてきてくれた

1年前に行った時に、まだできたばかりのそのお店の料理が美味しくて、「(まだお客さんが定着していないけど)美味しかったです。頑張って下さい」と声をかけたのを覚えてくれていたのだ

今度行く高知のお目当てである『ひろめ市場』には、屋台のように小さいお店が30〜40軒ぐらい入っている

この中でもお店は『しもだや』というお店に決まっていて、そのキッカケもオレとヨメが美味い美味いと喜んでた所へ、見た目は超怖い大将が「酒のアテにしろや」と注文もしてなければメニューにもない焼き魚を出してくれたのだ

もともと板前さんだった大将は変わった人で、自分の店でもカツオを出しているのに「ホントに美味いカツオを食べたいならウチじゃダメだ。はじっこにはあるけどあそこの店に行け。アソコはココで唯一冷凍を使わない店じゃけえ」と教えてくれ、確かに他のどの店とも違う新鮮さで美味しかったし、教えてもらわなければ、それだけある店の中で、そんな隅っこのお店には気がつかなかっただろうと思う

それぐらいからオレも「他で料理は頼んでも、酒のおかわりだけは絶対オッちゃんの店で注文するからな!」と宣言し、まぁ、実際オレも酒呑みなのでオッちゃんが「呑み過ぎだよ…」とあきれるくらい、酒のおかわりだけは『しもだや』を使い続けている

そんな関係を続けているうちに、しもだやの社長さんとも仲良くなって、大将以外の店員さんとも仲良くなって、行くと厨房まで入っていって「オッちゃんまた来たよ!」と声をかけるし、混雑していると社長と二人で料理を放り出してオレたちの席を確保してくれる(笑)

何回行ったが覚えてないが、まぁ2ケタである事は確かで、去年の夏に行った時には「新鮮なのが入ったけぇ」と、これまたメニューに無い岩ガキを出してくれた

これまた絶品でヨメと喜んでると「もうすぐ店終わりで閉めるからちょっと付き合わんか?時間あるか?」と聞いてきて、奥さんの経営する店に連れて行ってくれた

大将がよそモノであるオレたちにそこまでしてくれた事がとても嬉しかった

その年の四国一周でとてもお世話になった香川のハーレー乗りの上○さんと結びつけたのも、1つ前に高知に行ってヨメと屋台で呑んでる時に声をかけてきた◯岡さんという人で、「オレはもういらないからお前達で呑め」と、注文したばかりの瓶ビールをそのままくれて「どっから来た?」と声をかけられたのだ

東京からだと答えると◯岡さんは実家が高知で帰省したけれど東京の立川で居酒屋を経営していると言い、よかったら今度遊びに来いと名刺を渡されたので、東京に帰ってから「ご馳走になったし、行ってみるか?」とヨメと遊びに行き、そこから「オレの後輩でハーレー乗りが香川に居る」と紹介された事がキッカケだった

最後までお世話になった上◯さんは、帰りフェリー乗り場まで見送りにきてくれ、今も連絡を取り合っている仲だ

不思議というか奇妙なキッカケで縁が出来て、今も関係が続いている人がたくさんいる

年齢も仕事も住んでいる所もバラバラで、でもこれこそが『縁』なのだろうな

(つづく)