TVで観たのだが、ツイッターで高校時代の自分に対してメッセージを送るのが流行っているらしい…

オレ自身がツイッターをやらないので細かい事は解らないのだが、何やら「これから◯◯があるから気をつけろ」とか?自分が先に失敗した事を回避できるような内容とか「◯◯しておくように」的なアドバイスを送るのだという

ソコに関しては大して興味なかったのだけれど、自分が高校生の時を思い出した

いつかワイルドマンでも描きたいと思っているのだが、現代ではとても考えられない相当ブッ飛んだ学校で、東京の超ハジっこにあるその学校は、周りにはクワ畑と山◯うどんが1件あるだけのド田舎の場所にあった

全寮制の男子校という特殊な学校で、学区というものがなく、日本中から(主に問題を起こした子たちが)来て生活を共にしていた

まぁ、校則がメチャクチャ厳しくて、入学してから卒業するまでに100人以上が退学していった様な高校だったのだが、そんな厳しい環境の中でも苦楽を共にして生活する事は貴重な体験だっとも言えると思う

要は毎晩が修学旅行のようなもので、女ッ気こそまったくないのだが(オカマはいたけど)、それはそれで楽しくもあった

話しがそれてしまったけれど、そんな学校の周りに何も無い環境で、一番近くにある盛り場が横田基地だった

卒業してからバイクで走って遊びに行く事になるのはまだ先で、この時にはそんな未来を知るよしもない訳だが、色気づいている思春期の真っ只中で、そこら辺でも手に入る服と、旧き良きアメリカを感じさせる横田基地に並ぶ服はやはり別格で、当時からよく遊びに行っていたのだ

また、学区がないだけに渋谷から来ているヤツもいれば新宿や上野から来ているヤツもいたりして、その時のブームとはまた違う、自分のスタイルを持っていて刺激になる事も多かったし、リーバイスの501やエンジニアブーツ、ショットのライダースなんかを筆頭に、数十年後にやっと手に入れる事ができた自分の生まれ歳のカレッジリングなんかを知ったのもこの頃だった

そんなカッコつける事に夢中だった高校生の頃の自分に、「お前、将来こんなのに乗るんだゼ?」と今のバイクたちを見せたら、きっと腰を抜かすほど驚くんだろうなと思った

きっとド肝をぬいて「なんてこった!マジか!?」ってなるんだろうと思うし、猛ダッシュして友達の所に行き、興奮して自慢するんだと思う(笑)

そして興奮冷めやらぬ中、猛ダッシュで戻ってきて色々聞いてくるであろう高校生の自分の質問に答えてやりたい

TVでは、失敗した過去を繰り返さない為、回避できる為の助言や後悔じみた内容ばかりだったけど、自分の場合は違うんだと思う

賃貸だけれど店舗物件を見つけてガレージのスペースとして活かし、そこに置かれた全ての私物は、昨日今日揃えた物ではなく、当時から好きで大事にしてきた積み重ねで、20年近く昔のモノまで置かれている

体型があまり変わらない体質だったのもラッキーだけれど、好きな物が変わらない性格だったからこそ、今この形になったのだろうと思う

『ダメージジーンズ』なんてシャレた言葉がなかった時代、古着の501を横田基地で品定めするのが日課だった

もっぱらボタンフライの501、ジッパーの503とか505は邪道で、¥1,980とか破格の値段で手に入るのだけれど、外人は足が長いなんてウソで、結構容赦なくスソ上げされたりしてて、やっと自分に合うサイズを買ってきては、ボロボロにする為にわざわざ履いて風呂に入って、軽石で太もも部分をこすったり、ヒザ部分をカッターやマイナスドラーバーで破いたり…

ドコを目指してたのか聞いてやりたいぐらいだが、そんな事に一生懸命な高校生の自分に、同じ年のショベルをキックで動かす姿を見せてやりたい

後悔しない為のアドバイスではなく「今のままでいんだ」「頑張れ」と

「素敵な未来が待っているぞ」と励ましてやりたいと思う

そう考えると自分は幸せなんだなと思ったし、辛かった事を並べるのではなく、こうして楽しい事や素晴らしい事ばかりを並べられる人になりたいと思う

もしまたこれから先の、歳を取った自分が訪ねてきた時に、猛ダッシュで自慢しに行きたくなる様な、そんな未来であって欲しいし、それはきっとお金持ちとかじゃなくて、漠然とはしているのだけれど高校生の自分と今の自分を結ぶ道が同じだったように、『好きな物』が変わらない果ての、延長線上にある何かなんだろうと思う

そんな自分が目標だし、将来の自分と酒でも呑みながら色々聞けたら楽しそうだなと思った(笑)