会社に勤め続けて30歳も過ぎた頃になると、バブル崩壊で一斉に仕事が無くなり、バイクの仲間達が仕事で困る様になりました

「サラリーマンなんて…」と言われていたのに、公務員すら信用できない様な時代になって『安定』が何よりという様な流れになりました

『好きな仕事』という訳ではなかったオレも、「この仕事を続けるか」で迷いましたが『今動く事は賢明ではない』という結論になるくらい厳しい時代になったのです

例えば、ダニエルが健康器材(?)のネックレスの会社を立ち上げたけどソッコー潰れたり(そりゃそうか…)、沼津で仲良くなった「脱サラしてはじめました」という居酒屋さんが次に遊びに行ったら閉店してなくなってたりと、知ってる人も多いと思うけど、すごく過酷な時代に突入した訳です

昔上司に「サラリーマンはガマン料だ」と言われた事があり、その通りだと思いました

我慢して我慢して、会社に捧げれば捧げる程出世はできます

日々の残業はもちろん、休日の出勤や会社の行事(バーベキュー大会やソフトボール大会とか)に身を捧げるべきなのでしょうが、そんなシステム自体が嫌でした

会社に行っている以上仕事はするし、おそらくかなり評価は高い方でしたが、ゴルフなんかやりたくないし行きたくもない会社の行事でせっかくの休日を潰したくなんかない(休日ぐらいバイクに乗)

でも自分より仕事ができなくてもそういった面でも捧げているヤツが評価されて行くのを見続けてきて、仕事の能力よりも重要視される自分の会社の体制自体に嫌悪感を感じる様になりました

でも大手企業だからこその恩恵もあり、不景気だと言われてもボーナスが出なかった事はなかったし、大好きな夏休みも九日間も取れる会社なんて、自分の周りには誰もいなかった

それを考えると『安定』の方を選んだ訳です

何度かあった『人生の分岐点』がその30代の転職や、『家を買うか』問題

都内在中のオレは都内で買うならマンションがせいぜい、戸建なら郊外、ただどちらも良い話を聞かない……

マンションならお隣りさんや上の階の人や下の階の人との付き合い、まさに『空間』を買うため実際『残せるか』となると、住んだ果てには財産として大したアテにはならない…かたや戸建をもつ上司は片道通勤で1時間半をかけ、往復で3時間、10日で30時間(まる1日以上)、1年間で1,095時間(1ヶ月以上)を『電車の中』だけで使っていて、『自分の時間』がそこに裂かれる事に関して到底理解できず、ここの分岐点は結果『賃貸』を選び、今に至る訳ですが、それから数年後、東日本大震災がきて土地を離れやすい賃貸でよかったと今の段階では思っています

(つづく)